こんにちわ!管理人の祥子(@dog_abc_jp)です。
プレイアーデンは、ドイツで300年以上の歴史をもつペットフードメーカーと日本の共同開発によって生まれたドッグフード。
ドイツといえばペット先進国の1つですし、プレイアーデンはオーガニックの原料を使用しているという特徴があり、一見、良さそうなフードですよね。
- プレイアーデンの原材料の安全性
- 涙やけへの効果は?
- プレイアーデンのラインナップ
- 実際に与えている人のリアルな口コミ
このページでは、プレイアーデンを徹底的に評価してみたいと思います!
「プレイアーデン」と検索すると検索ワードに「プレイアーデン 虫」と出てくるのが気になっていたので、その辺りについても調べてみましたよ。
プレイアーデンの総合評価|Aランク
商品名 | プレイアーデン|ロイヤルバランス |
総合評価 |
Aランク A~Cの3段階で評価 当サイトの評価基準は【ドッグフード一覧ランキング】にて解説 |
評価項目 |
第一原料:◎チキン、魚介類 その他原料:△コーン、大麦 酸化防止剤:◎ビタミンE 人工添加物:◎ なし |
原産国 | ドイツ |
第一原料産地 | ドイツ |
内容量と価格 | ・264円/50g ・2,970円/1kg ・8,360円/3kg ※全て税込、公式サイトより |
対応年齢 | オールステージ |
販売元 | メモリー株式会社 |
公式サイト | 公式ページを確認する |
特徴 | プレミアムドッグフード全年齢おすすめチキン(鶏肉)オーガニック |
ヒューマングレード・オーガニック原材料を使用
プレイアーデン|ロイヤルバランスはAランクです。
プレイアーデンの原材料はすべてヒューマングレードのオーガニック原料です!
日本の犬の食生活に合わせて作られている点も嬉しいポイントですね。
しかし、穀類の配合量が多めな点や、コーンの使用がある点は残念でした。
共同開発について
ドイツで300年以上の歴史をもつペットフードメーカーとの共同開発なんて、凄そうに感じませんか?
どことどこの会社の共同開発なのか気になったので調べたところ、
- 日本=メモリー株式会社
- ドイツ=ミュールドルファー社
という事がわかりました!
日本の会社
プレイアーデンを手掛たのは「メモリー株式会社」という愛知県の企業です。
メモリー株式会社のホームページを確認したところ、情報システムの企画やオフィス関連商品を取り扱っている会社で、ペットフード業界ヘは2011年に参入しているようです。
プレイアーデンは、ペットフードとしてはまだ、歴史の浅いドッグフードなのですね。
ドイツのペットフードメーカーについて
プレイアーデンに、「ドイツで300年以上の歴史をもつペットフードメーカーとはどこか」を問い合わせたところ「その問いにはお答えしかねます」という返事でした。
教えてくれないなら、ますます気になるじゃないか!と思い、徹底的に調べてみたところ「ミュールドルファー社」というところのようです。
判明したのは、プレイアーデンのフェイスブックの2014年の投稿からです↓↓↓
フェイスブックに書いてあるのに、なぜ問い合わせた時に答えてくれなかったのか若干疑問です。
300年の歴史という宣伝に疑問
世界有数のペット先進国と称される、ドイツ。その国で300年以上の歴史をもつペットフードメーカーと日本の共同開発によって、プレイアーデンは産まれました。
引用元:プレイアーデン公式サイト
「300年以上の歴史をもつペットフードメーカーと日本の共同開発によって作られた」と唄うプレイアーデンですが、ミュールドルファー社のサイトを見てみたところ、ペットフード領域へは2010年に参入しています。
ミュールドルファー社の「300年以上の歴史」とは、どうやら、ペットフードメーカーとしての歴史ではなく、馬の飼料作りとしての歴史なようです。
確かに「ペットフードメーカーとして300年以上の歴史がある」とは書いていないですが...
私のように、「300年以上もペットフードを手掛けている会社との共同開発なんだ!」と勘違いしてしまう方もいると思うので、この宣伝の仕方には、若干疑問を感じてしまいました。
とはいえ、ドッグフード自体が良いものであれば誕生した経緯などは特に気にする必要がないかもしれませんね。
少しだけモヤっとしますが(笑)気持ちを切り替えて、まずは原料から詳しく見ていきましょう。
プレイアーデンの原材料を評価
チキン、魚介類、コーン、コメ、大麦、ビート繊維、亜麻仁、チキンオイル、ビール酵母(ビタミンプレミックスを含む)
犬は雑食という考え
肉・野菜・穀物のバランスが大事
ヨーロッパでは、現代の犬は「雑食性」に分類されます。
長年人間と生活を重ねるにつれ、穀物も消化吸収出来る体に進化したと考えられているようです。
その為、プレイアーデンも、肉・魚、野菜、穀物をバランスよく取るべきだという考えの元に作られています。
日本では、「雑食に進化したものの、肉食より」であると考えられていますので、考え方が少し異なるようですね。
雑食だという考えの元に作られたドッグフードには、どのような原料が使用されているのか、早速見ていきましょう。
原材料と目的
含有量の多い順 | 原料名 | 目的・特徴 |
1、2 | チキン、魚介類 | 愛犬の成長や免疫機能に欠かせない必須アミノ酸。 消化吸収に優れている。 |
3 | コーン | ビタミンB1やビタミンB2、オメガ6系脂肪酸(リノール酸)などを豊富に含む。 消化に悪い、アレルギーを起こしやすいと言われているが、プレイアーデンではその栄養価から敢えて使用。 |
4、5 | コメ、大麦 | 穀物アレルギーである場合を除き、腸内環境を整える食物繊維やビタミン、ミネラルを含む穀物は、適度に必要だという考えから敢えて使用。 |
6 | ビート繊維 | 甜菜(てんさい)という植物の根から抽出した天然の食物繊維。整腸作用・便秘改善に効果を発揮。プレイアーデンでは人間用と同じ安全な製法で抽出している。 |
7、8 | 亜麻仁、チキンオイル | 亜麻仁は、オメガ3、オメガ6系脂肪酸を理想的なバランスで含んでおり、愛犬の皮膚や被毛を健康にする。 |
9 | ビール酵母 | アミノ酸をはじめ、ビタミンB群、ミネラル、食物繊維、鉄分などが豊富な栄養価の高い食品。体内の老廃物の排出、毛並みや毛艶の改善、老化対策など、さまざま効果を期待。 |
10 | ビタミンプレミックス | ビタミンや微量元素をバランスよく配合した栄養添加物。タンパク質や脂肪などのエネルギー源を、効率よく働かせるために必要な成分。筋肉や骨の発達、消化吸収のアップに働きかけ、皮膚や被毛を美しくする。 |
このように、使用されている原材料についてどんな栄養が含まれていて、どんな意図でフードに配合しているのかをすべて説明してくれいています。
不透明な部分がないのは、飼い主としても安心材料になりますよね。
気になった3つの点
1.穀類の配合量について
プレイアーデンでは、コーン・コメ・大麦の3種類の穀物を使用しており、原材料表の第3位~5位を占めています。
これは「穀類もバランスよくとるべき」という考え方の、プレイアーデンの1つの特徴であると言えるでしょう。
しかし、私は、「犬は肉食より」であるという考えですので、あまり穀類の配合量が多いドッグフードはオススメできません。
コーンもアレルギーを起こしやすい原料である為、もう少し配合量を少なくしてほしいというのが本音です。
2.魚介について
公式サイトを見ても、魚介についての詳細が「ヒューマングレードのフィッシュミール」としか書かれていません。
魚は犬に与えても大丈夫な食材ですが、青魚(サバ、アジ、イワシなど)はアレルギーを起こす可能性もあります。
どの魚が使用されているのかわからない為、若干不安要素です。
高級な部類に入るドッグフードなのですから、きちんとどの種類の魚を使用しているのか記載してほしかったです。
この点に関しては非常に残念でした。
⇒ 魚系ドッグフードの効果と選び方【おすすめフード5つを比較】
3.虫の混入について
「プレイアーデン」と検索すると検索ワードに「プレイアーデン 虫」とでてくるのが気になったので、調べてみました。
公式サイトの質問コーナーに答えがありましたよ!
Q.「プレミアムドライフード」や「100%有機 ベジグルメ」に虫が混入していましたが、どうすればよいですか?
A.(一部抜粋)ドイツにあるプレイアーデンの工場においても、製造設備および保管場所であらゆる生き物にとっての害となる化学薬品や合成添加物を使用した虫の駆除を行っていません。
またペットフード自体にも、保存料や酸化防止剤などの食品添加物をいっさい使用していません。
生産工程や輸送の際、虫の発生・混入を防止する対策を十分に行っておりますが、100%有機・オーガニック・ナチュラル・無添加といった商品のポリシー・特性上、虫が混在する可能性があることを予めご了承ください。参照:プレイアーデン公式サイト
どうやら、プレイアーデンは、オーガニック原料を使用しているため、虫が混在してしまう可能性もあるそうです。
化学薬品や合成添加物を一切使用していないので、仕方のないことです。
それだけ美味しく、安全な証拠だとはわかっているのですが、私の様に大の虫嫌いで「オーガニックより虫がいない方を好む」方にはオススメ出来ません。
勿論、混入していた場合は取り替えてくれるようですので、安心してくださいね。
評価出来る3つの点
1.ヒューマングレード&オーガニックで安全
全ての原料がヒューマングレードですので、かなり高品質なドッグフードであるといえますね。
穀物や野菜はもちろんオーガニックですし、使用しているお肉も無農薬の有機飼料で育てたBio肉や、ヒューマングレードの新鮮な肉類を使用しています。
動物の被毛やひづめといった肉の副産物も一切使用していないようです。
品質に関しては文句なしです!!
⇒ ドッグフードの危険な原材料とは【安全フードの見分け方4つ】
2.合成添加物使用なし
プレイアーデンでは人工の添加物などは一切使用していません。
安心して愛犬に与えることが出来ますね。
3.Bio
Bioとは日本でいう「有機JASマーク」のようなもので、「オーガニック」「有機の」という意味です。
Bio認証マークを獲得するのは厳しい審査基準があり、以下のような規定を守らなければなりません。
《野菜》
1. 農薬や化学肥料等を使用しないこと。
2. 3年間基準を満たした土で栽培していること。
1の基準を満たしていても3 年経過していない場合はBIOと認定されない。《肉・卵》
1.家畜は狭い檻に入れたりせず、なるべく自然に近い状態で育てること。
2.ホルモン強化剤・肥育用補助剤・予防的抗生物質等の人工的な注入物を使用しないこと。
3.与える餌も農薬・化学肥料等を使わずに栽培し、有機栽培によって生産されたもの。
4.放牧飼育されている場合、家畜の放牧場もBioの認定が必要となる。《加工品》
1.BIOの環境で育てられた農畜産物・素材を使用すること。
2.合成添加物・化学薬品・加工助剤など使用せずに加工すること。
3. 保存料や着色料も使用不可。
なんと、土や放牧場に関しても規制があり、Bioマークを獲得するのがどんなに大変なのかが伺えますね!
残念ながら、今回ご紹介しているプレイアーデンのドライフードは、
- 品質を保つ目的や、栄養を補う目的のビタミンの添加
- 天然の魚介類を使用している
という点で、「Bio」の基準は満たしていませんが、ウエットフードなどは、Bioマークを獲得しています。
この様なドッグフードを作っている会社の製品なら安心して与えることが出来るでしょう。
プレイアーデンのラインナップと価格
ドライフードは3種類
ドライフードのラインナップをご紹介します。
どの種類も原料の質が良く、製品は味毎に大粒・小粒と選ぶことが出来るようになっています。
価格は、大粒の方が若干高めの設定になっています。
プレミアムケア
原材料
ディア、ポテト、コメ、大豆、ビート繊維、亜麻仁、チキンオイル、グルコサミン、コンドロイチン(※ディア:雄鹿)(ビタミンプレミックスを含む)
プレミアムケアの特徴は、アレルギーの原因になりやすい原材料を使用していない点です。
主原料は高タンパク・低カロリーで、アレルギーの原因になりにくい最高級の雄鹿肉。
大麦やコーンの代わりにコメとポテトを使用している「グルテンフリー」です。
価格
プレミアムケアの価格を紹介します。
- 小粒3,960円/1kg
- 大粒4,400円/1kg
価格が他のものより高くなりますが、食物アレルギーが気になるワンちゃんにはこちらが良いでしょう。
グルメ
原材料
ラム、チキン、魚介類、コメ、大麦、ビート繊維、亜麻仁、チキンオイル、ビール酵母、卵粉(ビタミンプレミックスを含む)
「グルメ」とはまた、余程味に自信があるのかなというネーミングですね(笑)。
主原料は最高級のラム肉。
低コレステロールで脂肪燃焼に関わるL-カルチニンに富んでいるので、ダイエット中のワンちゃんに良さそうです。
価格
グルメはプレミアムケアほど粒によって価格差がありませんでした。
- 小粒2,640円/1kg
- 大粒2,970円/1kg
コーンを使用していないのでトウモロコシアレルギーのワンちゃんでも食べられそうです。
プリンツ
原材料
チキン、コメ、コーン、大麦、ビート繊維、亜麻仁、チキンオイル、ビール酵母、卵粉(ビタミンプレミックスを含む)
プリンツは栄養素を凝縮した仔犬向けフードです!
鶏肉は栄養価が高く、消化吸収に優れています。
成長期の仔犬の骨格や筋肉の成長をサポートする良質なタンパク質を中心に、ビタミンやカルシウムを凝縮されていますよ。
価格
プリンツは粒の大きさは一種類です。
- 2,640円(税込)/1kg
仔犬にあわせて、粒の大きさは小粒のみです。
人気のウェットフード(缶詰め)
プレイアーデンといえば、ドライよりもウェットフードのイメージが強いですよね。
ウェットフードのラインナップはとても豊富で、4つのシリーズから選ぶことができます。
- 100%有機 ウェットフード(牛・鶏・七面鳥・豚・ラム・鴨・サーモン)
- 100%Natur ウェットフード(馬・ます)
- 100%Wild ウェットフード(野鹿・野うさぎ)
- ジーベン デリカテッセン
馬肉や野うさぎなど、珍しいタンパク源を使用した商品もあるので、気になる方は試してみると良いでしょう。
トッピングやトリーツもある
その他には「100%有機 ベジグルメ(主にトッピングとして使用する)」や、「ごちそうトリーツ(贅沢おやつ)」があります。
ドライフードだけでなく、色々な商品を組み合わせて楽しむという方法も良いかもしれませんね。
参照元:プレイアーデン公式サイト
当サイトに投稿された「プレイアーデン」の口コミ・評判
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当サイトで調査した「プレイアーデン」の口コミ・評判
涙やけに効果があった
プレイアーデンのフードにしてから涙やけがなくなりました。
とても気に入っています。
実際に涙やけへの効果を実感している方もいるようですね。
確かに、プレイアーデンは余計な添加物等一切使用していないし、原料の質も良いので、涙やけが改善する可能性が大いにありそうです。
食いつき良し
プレイアーデンは、品質ともにとても安心できる商品だと思います。
ワンちゃんの食いつきもいいです。
少しでも長くワンちゃんと一緒にいたい方は、オススメです(*゚▽゚)ノ
今まで 好き嫌いが多かったチワワ ですが、このフードは喜んで食べてくれます。
口コミを見てみると食いつきがいいといったものが多く、評判はなかなか良いようでした。
ラインナップによっては独特のにおいがあるようですが、食いつきは良いようです。
取り扱い店が少ない
4ヶ月のトイプーに食べさせています。
ドッグフード特有の嫌な臭いがしません。
食いつきもよく、いつも獣医さんに骨格を褒められます。
少々お値段は張りますが、ずっとこのフードを食べさせたいです。
こちらのフードは、扱っている店舗が少ない上に値引きをしている店舗はありません。
口コミにも書かれている通り、通販でも値引きしている店舗はほとんどなかったため、安く買うというのは難しいかもしれません。
愛犬の為に、オーガニックのフードを与えたい、価格はそんなに気にしないという方には良いフードだと言えるでしょう。
缶詰も人気
過去2頭、腎臓病を患い、タンパク質の割合が低いフードを色々試しました。
現在、腎臓病予備軍の老犬に与えているテラカニスとプレイアーデンの缶詰がタンパク質、脂質共に低く、なおかつ、食いつきが良いです。
ちょっとお高いですが、小分けに冷凍して与えています。#秘密結社老犬倶楽部 pic.twitter.com/SwiU70x2jJ
— なかじー (@hiro_nakaji7) August 19, 2019
こちらの缶詰めはどれも食い付きがいいです。
引用元:楽天みんなのレビュー
この缶詰、ドッグフード特有の匂いもなく、本当に美味しそうに食べています。
一度これをあげてしまうと、他には戻れない危険もあるくらい、、、
でも幸せそうに食べる子達をみていると、こちらも幸せになります。
引用元:【楽天みんなのレビュー】
プレイアーデンには缶詰もありますが、口コミを見ると、かなり食いつきに関して評判がいいようですね。
愛犬の食欲がない時や、食の細いワンちゃんに試してみても良いかもしれませんね!
缶詰はオーガニックを証明するBio認証マーク付きなので、オーガニックにこだわる飼い主さんにもおすすめです。
まとめ
プレイアーデンは、ヒューマングレードの原材料を使用している高品質なドッグフードでした!
- 原材料がヒューマングレード・オーガニック
- 穀物は使用あり「グルテンフリー」
- 犬に不要な添加物を使用していない
- ウェットフードが人気
- 虫が混入することもある
プレイアーデンは、値段が高いだけあり、品質に関しては文句なしでした。
しかし、私は「犬に与える穀物は少量がいい」という考えですので、我が家の愛犬に与えるのは正直、躊躇してしまいます。
オーガニックにこだわる方や、穀物をバランスよく食べさせたいという方にとっては最適なフードであると言えるでしょう。