こんにちわ!管理人の祥子(@dog_abc_jp)です。
「愛犬の体に優しい」「安全」というイメージのあるオーガニックドッグフード。
気にはなっているけど、「本当に愛犬の体に良いのかわからない」「高いお金を出して失敗はしたくない!」とお悩みではないですか?
そこで、このページでは、
- オーガニックドッグフードのメリット・デメリット
- 安心できるオーガニックドッグフードの選び方
- おすすめのオーガニックドッグフード
をご紹介していきます。
せっかくオーガニックのドッグフードを選ぶなら、選び方をマスターして、本当に安心できる製品を選びましょう!
オーガニックドッグフードのメリット・デメリット
オーガニックとは
そもそも「オーガニック」とは、
- 農薬
- 抗生物質
- 成長ホルモン
- 合成添加物
- 保存料
などを使用せずに作られた、体や地球にやさしい農林水産業や加工方法のこと。
そのような製法で作られた食材を「オーガニック食材」と呼び、オーガニック食材を使ってつくられたドッグフードが「オーガニックドッグフード」です。
「有機」という言葉もよく耳にしますが、「オーガニック」と同等の意味で使われます。
オーガニックドッグフードのデメリット
価格が高い
オーガニックドッグフードのデメリットは、価格が高いことです。
原料となるオーガニックの農産物や畜産物は、育てるのに手間や時間がかかります。
かかった手間や時間が、全てコストに上乗せされるため、普通に育てられた食材に比べて、どうしても値段が高くなります。
その値段の高い原料を使用して作られるため、オーガニックドッグフードの価格が高くなってしまうのは仕方がないのかもしれませんね(-_-)
虫の混入の可能性がある
オーガニックドッグフードに使用される野菜や果物は、農薬を使用せずに作られているため、まれに虫が混入する場合があります。
農薬には、虫を防ぐ役割があるため、農薬を使わない野菜や果物に虫がついてしまうのは仕方がありません。
製造過程でどんなに気をつけていても、薬品を使わずに、虫や虫の卵を完全に落とし切るのは難しいため、製品に虫が混入してしまう場合があるのです。
虫が食べるほど美味しい食材だとも言えますし、「オーガニック製品には虫がつきもの」だと、ある程度は割り切るしかないですね(-_-;)
オーガニックドッグフードのメリット
安心して与えられる
オーガニックドッグフードのメリットは、なんといってもその「安心感」にあります。
農産物の場合
農薬を使って育てられた野菜や果物などの「農産物」は、どんなに綺麗に洗ったとしても、農薬を100%きれいに落とせる保証はありません。
農薬が残留している原料でつくったドッグフードを食べるということは、愛犬が間接的に、農薬を口にしてしまうということになります。
その点、オーガニックドッグフードで使用される原料は、農薬を使用せずに作られるため、農薬が愛犬の口に入る心配がありません。
畜産物の場合
また、牛や鶏などの「畜産物」の場合、抗生物質や成長ホルモンを家畜に投与することが禁止されているため、残留薬品を心配する必要がありません。
農薬やホルモン剤の残留の心配がないため、安心して愛犬に与えることができますね。
参考:ORGANIC PRESS「有機畜産物【有機JAS】」
食いつきが期待できる
オーガニックドッグフードのメリットとして、食いつきが良いことが挙げられます。
オーガニック食品は、人工的なものを使用せずに作られているため「自然に近い味がする」とも言われています。
野生であった犬の祖先の本来の食事に近いため、食いつきには期待できるでしょう。
オーガニックドッグフードを選ぶ3つのポイント
続いて、オーガニックドッグフードを選ぶポイントをお伝えしていきます。
「自称オーガニック」のドッグフードもありますので、きちんと見分け方を覚えておきましょう!
1.オーガニック認証の有無
本当にオーガニックなのかを見分けるために「認証機関に認定された原料を使用しているか」を確認するとよいでしょう。
オーガニックの認定制度について
オーガニックには、認証制度が設けられています。
「この製品は、正真正銘、オーガニックの基準に沿って生産されたものですよ」と、第三者の認証機関が証明するシステムです。
本当にオーガニックであること、品質が確かであることが第三者によって証明されるため、「自称オーガニック」を見分ける手段として有効です。
オーガニックの認証機関は世界各国にあり、それぞれ基準が異なりますが、
- 3年以上農薬、化学肥料を使用していない農場で栽培され収穫されたもの
- オーガニックの条件をみたした原料で、添加物などを使わずにつくられた加工品
- 畜産物はオーガニック農産物の飼料によって飼育され、抗生物質、ホルモン剤を使用していないもの
- 栽培、加工、流通などすべての段階で、認証機関などの第三者が厳しくチェックしたもの
といった一定基準があります。
認定を受けると、日本であれば、「有機JAS」、アメリカでは「USDA」オーストラリアでは「ACO」などのマークを付け、オーガニックと名乗ることが許されます。
参照元:オーガニックとは|日本大百科全書(ニッポニカ)の解説【コトバンク】
認定を取得した食材なら安心
公式サイトに「有機JASの認定を取得した食材」「USDAの認証を受けた食材」などと書かれていれば、本当にオーガニック原料を使用していることがわかるので、安心して愛犬に与えられるでしょう。
製品自体が認定を受けていれば更に安心
原料だけでなく、ドッグフード自体がオーガニック認定を受けている場合があり、そのようなフードだと更に安心です。
オーガニックドッグフードには、
- 原料の一部にオーガニック(有機)食材を使用したもの
- ドッグフード自体がオーガニックとして認定をとっているもの
の2種類があります。
1の「原料の一部にオーガニックを使用したもの」は、製造過程で添加物を使用する可能性があるため、多少の不安が残ります。
しかし、2の「ドッグフード自体がオーガニックとして認定をとっているもの」に関しては、ほぼ心配いりません。
ドッグフード自体がオーガニック認定を受けるには、更に厳しい基準を満たさなければならないからです。
国によって基準は異なりますが、共通して言えるのはオーガニック認定を取るためには、原料のうちのほとんどがオーガニック原料や天然由来のもので作られていなければならないということ。
ドッグフード自体に認定が取られていれば、非常に安心だということがわかると思います。
日本はドッグフードのオーガニック認定を取れない
ちなみに、日本では、ペットフードは「食品」として扱われないため、有機JASの認定はとれません。
ですので、国産でオーガニック認定を取得しているドッグフードはありません。
参考:ペットフードにも有機JAS認定を【アーガイルディッシュ】
2.主原料が肉や魚か
主原料が肉や魚のドッグフードを選びましょう。
オーガニックドッグフードは、穀類が含まれているものが多い傾向があります。
中には、主原料が穀類の製品もあります。
良い穀類を使用しているのはわかりますが、犬は本来肉食で、穀類よりも肉や魚を消化吸収しやすいです。
そのため、主原料は肉や魚であることを条件に選んでください。
3.愛犬の体質にあっているか
オーガニックだからといってアレルギーが起こらないわけではありません。
アレルギー体質のワンちゃんには、アレルゲンになる原料を含んでいるドッグフードは避けましょう。
特に、ビーフ、チキン、コーン、小麦、大豆、乳製品などがアレルギーを起こしやすいと言われています。
きちんと原料表記を確認し、愛犬の体質に合わせたドッグフード選びをしましょう。
⇒ 犬の食物アレルギーと対策、おすすめドッグフードランキングを紹介!
オーガニックドッグフードのオススメ3選
オーガニック食材を利用している、おすすめドッグフード3つをご紹介していきますね♪
1.ヤラーグレインフリードッグフード
価格(税込) | 2,585円/600g 7,590/2kg |
オーガニック認証 | EU、オランダ、フランス、ドイツ |
第一主原料 | 乾燥鶏肉(オーガニック認証) |
合成添加物 | なし |
原産国 | オランダ |
オーガニック認証率96%のプレミアムドッグフード
ヤラーは、なんとEU、オランダ、フランス、ドイツの4つのオーガニック認証を受けています!
オーガニック原料の割合は96%!
チキンを主原料とし、高タンパクで犬にやさしいドッグフードになっています。
しかも、グレインフリーですので、穀類にアレルギーをお持ちのワンちゃんにも安心して与えることが出来ますよ。
価格がネック
非常に品質が良く、オーガニックドッグフードとしては最高ですが、価格がネックです。
7,590円/2kgと超高価!!
小型犬ならまだしも、中、大型犬だと月の食費が大変なことになりそうですね(-_-;)
2.アーガイルディッシュ・ウィステリアアダルト
価格(税込) | 6,223円/2kg 10,474円/4kg |
オーガニック認証 | オーストラリア |
第一主原料 | 有機動物性タンパク質(ラム肉、牛肉) |
合成添加物 | なし |
原産国 | オーストラリア |
オーストラリアのオーガニック認証を受けている
アーガイルディッシュはオーストラリア最大のオーガニック認定機関であるACO(オーストラリア政府検疫検査局)認定ドッグフードです。
ACOの認定は非常に厳しいと有名で、「原材料の少なくとも95%がオーガニック(有機)認定で、全ての原材料が天然由来のものでなければならない」などといった厳しい基準があります。
オーガニックのラム肉、牛肉を主原料とし、オメガ6、オメガ3もバランスよく配合されています。
穀物の使用あり
穀類の使用はあるものの、アレルギーを起こしやすいといわれる小麦やトウモロコシは使用していません。
価格もヤラードッグフードに比べて良心的な価格になっているため、手が届きやすいでしょう。
3.プレイアーデン・プレミアムケア
価格(税込) | 3,960円/1kg |
オーガニック認証 | なし |
第一主原料 | ディア(雄鹿) |
合成添加物 | なし |
原産国 | ドイツ |
ドイツ生まれのヒューマングレードドッグフード
プレイアーデン・プレミアムケアは、100%有機食材と、ヒューマングレードの安心食材のみを厳選してつくられています。
ドライフード自体は、ビタミン等の添加があるため認定を受けていませんが、プレイアーデンが手がけるウエットフードはドイツの「Bio」認定を取得しています。
手がける製品の中に、オーガニック認定製品があるということは、そのメーカーがオーガニックに対して「関心をもっている」「気を使っている」ということが伺えるため、安心材料の1つにもなりますね。
オーガニック原料を使用しているドッグフードとしては、安心して与えられる製品だと思います。
大豆アレルギーのある犬には向かない
しかし、大豆の使用がありますので、大豆アレルギーのワンちゃんに与えることは出来ません。
おすすめオーガニックドッグフードの一覧表
商品画像 | |||
商品名 | ヤラー・グレインフリードッグフード | アーガイルディッシュ・ウィステリアアダルト | プレイアーデン・プレミアムケア |
価格(税込) | 7,590円/2kg | 4,708円/2kg | 3,960円/1kg |
オーガニック原料 | 鶏肉、グリーンピース、イエローピース他 | ラム肉、牛肉、玄米、オーツ麦他 | 鹿肉、ポテト、米他 |
オーガニック認証 | 有 | 有 | 無 |
特徴 | ・96%オーガニック認証 ・オーガニックかつグレインフリーを求める方に! |
・95%以上のオーガニック原料 ・手作り食のベースフードとしても◎ |
・ヒューマングレードの原材料 ・グルテンフリー |
主原料 | 鶏肉 | ラム肉、牛肉 | 鹿肉 |
穀物 | 不使用(グレインフリー) | 有(玄米、オーツ麦他) | 有(米、大豆他) |
カロリー(100gあたり) | 350kcal | 340kcal | 353kcal |
原産国 | オランダ | オーストラリア | ドイツ |
商品リンク | ヤラー | アーガイルディッシュ | プレイアーデン |
まとめ
オーガニックドッグフードは残留農薬などの心配がないため、比較的安心して与えることが出来ます。
- オーガニックは安全性が高い
- 価格がネック
- オーガニック認証を受けているかチェック
- 主原料が肉類のフードを選ぶ
自称オーガニックの製品もあるため、選び方には注意が必要です。
きちんと認定の取られた食材を使用した、安心できるドッグフードを選びましょう。
しかし、きちんと認定を取得した原料を使用している製品は、価格が高いというデメリットがあります。
もしも価格が高すぎる!と感じるようでしたら、オーガニックにこだわらなくても、良いドッグフードがありますので、そのようなフードを選ぶと良いでしょう。