こんにちわ!管理人の祥子(@dog_abc_jp)です。
アメリカ産のソリッドゴールドは、米国の犬の専門雑誌「ホールドッグジャーナル」でも称賛されている有名なドッグフードです。
- 原材料の安全性
- どんな犬におすすめ?
- ラインナップが知りたい
- 実際に与えている人の口コミが知りたい
口コミや評判を見ると高評価な意見も多いので、どのようなドッグフードなのか気になっている人も多いと思います。
ここでは、ソリッドゴールドの原料や安全性を徹底的に評価してみたいと思います。
ソリッドゴールドの総合評価|Aランク
商品名 | ソリッドゴールド|ミレニア |
総合評価 |
Aランク A~Cの3段階で評価 当サイトの評価基準は【ドッグフード一覧ランキング】にて解説 |
評価項目 |
第一原材料:○ビーフ、オーシャンフィッシュミール その他原材料:○挽き割り精製大麦、玄米、えんどう豆、白米 酸化防止剤:◎ビタミンE、ローズマリーエキス 人工添加物:◎ なし |
原産国 | アメリカ |
第一原材料産地 | アメリカ |
内容量と価格 | ・16,500円/10.9kg ※税込、公式サイト参照 |
対応年齢 | 成犬用・活動犬用 |
販売元 | 株式会社ケイエムテイ |
公式サイト | 公式ページを確認する |
特徴 | プレミアムドッグフードコスパ成犬におすすめ |
ソリッドゴールドはAランクです。
ソリッドゴールドは40年以上の歴史を持つプレミアムドッグフードの先駆者的存在です。
また、人間が食べることのできる食材を使用しており、安心して犬に与えることができる点も評価できます。
犬の体に負担となる人工添加物も不使用です。
ただ、ビタミンの添加が多いのは少し気になりました。
以上のことから、ソリッゴールドはAランクとなりました。
犬用ソリッドゴールド「ミレニア」の原材料を評価
ビーフ・ドライオーシャンフィッシュ・挽き割り精製大麦・玄米・えんどう豆・白米・鶏脂肪(混合トコフェロールによる保存処理)・乾燥卵・トマト搾り粕(リコピン)・フラックスシード・天然風味料・ニンジン・塩化カリウム・パンプキン・ブルーベリー・クランベリー・サーモンオイル(混合トコフェロールによる保存処理)・塩化コリン・ビタミン類(ビタミンE・L-アスコルビン酸-2-ポリリン酸(ビタミンC源)・ナイアシン・パントテン酸カルシウム・リボフラビン・ピリドキシン塩酸塩・チアミン硝酸塩・ビタミンA・ビタミンB12・ビタミンD3・ビオチン・葉酸)・ミネラル類(硫酸亜鉛・硫酸第一鉄・硫酸銅・硫酸マンガン・キレート亜鉛・キレートマンガン・キレート銅・亜セレン酸ナトリウム・ヨウ化カルシウム)・DLメチオニン・乾燥チコリ根・タウリン・ローズマリーエキス・ラクトバチルスアシドフィルス・エンテロコッカスフェシウム・ラクトバチルスカゼイ
第一主原料は肉類
ソリッドゴールドのメイン原材料はビーフです。
ソリッドゴールドに使用されている肉類は、人間が食べることのできる品質のものを使用しています。
また、肉類の原産国はすべて公開されています。
原材料の調達
すべての肉タンパク質の起源:•鹿肉-オーストラリア
•トルコ-米国
•チキン-米国
•牛肉-アメリカ
•バイソン-米国
•メンハーデンニシン(海の魚粉)-アメリカ
•ポロック-アメリカ
•ウズラ-フランス
•アヒル-フランス
•サーモン–ベーリング海峡
•ラム-アメリカ
•ラムミール-ニュージーランドまたはオーストラリア
犬は本来肉食動物寄りの食性を持っているので、動物性タンパク質を多く必要とします。
新鮮な肉をたくさん使用している点は評価できますね。
穀物あり
ソリッドゴールドには、大麦・玄米・白米といった穀物が使用されています。
穀物は犬にとって消化しにくく、アレルギーの原因になる可能性のある原材料です。
しかし、その中でも特にアレルギーの原因になりやすい小麦・とうもろこし・大豆といった原材料は不使用のグルテンフリーです。
穀物アレルギーのあるワンちゃんには向きませんが、消化吸収に配慮したフードと言えますよ。
⇒ 穀物不使用!グレインフリードッグフードはどんな効果があるの?おすすめのフードも紹介
オーシャンフィッシュミール
オーシャンフィッシュミールとの記載がありますが、使用しているのは大西洋から供給されたメンハーデン(Menhaden)※とニシン(Herring)なようです。
魚の種類を詳しく記載してくれていればいるほど、より安心のできるドッグフードだと感じます。
※メンハーデン・・・ニシン科の魚
栄養素の添加が多い
本来は食材から摂取したほうが良いビタミンやミネラル類が多く添加されています。
ビタミンA・ビタミンD3・ビタミンE・硫酸亜鉛・ナイアシン・硫酸第一鉄・L-アスコルビン酸-2-ポリリン酸(ビタミンC源)・パントテン酸カルシウム・チアミン硝酸塩・硫酸銅・リボフラビン・ピリドキシン塩酸塩・硫酸マンガン・キレート亜鉛・葉酸・ヨウ化カルシウム・キレートマンガン・キレート銅・亜セレン酸ナトリウム・ビオチン・ビタミンB12
素材そのものから摂り入れられない栄養素を添加することは必要ですが、ニンジンやパンプキンなどたくさんの野菜を使用しているのに、何故こんなに添加が必要なの?と若干疑問です。
野菜の栄養素を保ったまま加工することができず、添加が必要な可能性もあります。
個人的には、あまりたくさんの栄養素を添加しているフードは、加工方法や原材料の質に対し不安が残ります。
アメリカ産だから安心とは限らない理由
米国農務省認可は当然
アメリカでは比較的ペットフードの品質を気にする飼い主さんが多いので、中国や韓国産の製品に比べるとかなり安心できます。
けれど日本よりもペットフードに対する法律が厳しいアメリカ産だから100%安心!というわけではありません。
日本代理店のHPではソリッドゴールドは米国農務省認可と書かれているものがありました。
しかし、米国農務省や日本の検疫等の公的機関の認可が無いと、そもそも輸入ができませんので、米国農務省認可というのは品質が良いという特別な認証ではなく、安心材料になるとはいえません。
米国農務省について
米国農務省とは、日本では主に農林水産省や環境省にあたる省庁です。
健康被害を及ぼす禁止成分や輸入輸出に関する法律など、様々な法律や基準を定めています。
アメリカでは、「アメリカ連邦政府による法律」と、「州政府による法律」の二重の規制が行われています。
厳しい基準ではない
アメリカのドッグフードに使用する肉類の認可基準は日本とあまり変わりません。(州政府によって基準は異なります)
ミールなどの食用にならない部分の使用も認めていますし、病気で死んだ牛や副産物の使用も認めています。
非食用の牛の認可要件も定められていますが、
- 病気で死んだ牛は検査を行ったものであること
- ペットフードにのみ使用すること
- 小腸や扁桃は含まないこと
など、ヒトの食用にならなければ意外と緩い基準であることがわかります。
よってアメリカ産だから安心というわけではないのです。
参照元:米国農務省HP
ソリッドゴールドの品質について
ソリッドゴールドの原材料の品質に関して、公式サイトにはこのように記載があります。
Q.ヒューマングレードの商品ですか?
A.法的にヒューマングレードという定義はありません。
厳しい検査をクリアした、人間が食べられるレベルの原材料のみを使用しています。
法的にはヒューマングレードという定義はないそうです。
しかし、人間の食べることのできる原材料を使用しているとのことなので、安心して犬に与えることができそうです。
犬用ソリッドゴールド各シリーズを紹介
ソリッドゴールドではさまざまなシリーズが販売されています。
しかし商品名は少しむずかしく、名前だけではどんなフードかわかりません。
ここでは、各シリーズについて紹介していきたいと思います。
ソリッドゴールドラインナップ一覧表
商品名 | 主原料 | 粗タンパク質 | 粗脂肪 | 詳細 |
---|---|---|---|---|
フントフラッケン | ラム・ドライラム | 22.0%以上 | 10.0%以上 | 詳細を見る |
ホリスティックブレンド | オートミール・挽き割り精製大麦 | 18.0%以上 | 6.0%以上 | 詳細を見る |
ウィービット | バイソン・ドライオーシャンフィッシュ | 28.0%以上 | 18.0%以上 | 詳細を見る |
ミレニア | ビーフ・ドライオーシャンフィッシュ | 22.0%以上 | 12.0%以上 | 詳細を見る |
マイティミニ | ラム・ドライラム | 30.0%以上 | 18.0%以上 | 詳細を見る |
フントフラッケン
フントフラッケンの特徴
フントフラッケンはラム肉と玄米が主体のフードです。
ラム肉は、品質の良い牧草を食べて育ったアメリカ産のものを使用しているようですね。
原材料の質は、原材料となる動物の飼育環境も大きく関係してきます。
良いエサで育った動物はコストが掛かるので、その分値段が高くなりがちですが、ソリッドゴールドはプレミアムフードの中ではコスパ良し。
その点に関しては、高く評価できます。
フントフラッケンが向いている犬・向いていない犬
グレインフリーを求める方には向いていませんが、玄米は穀類の中ではアレルギーになりにくい方だと言われています。
ラム肉もアレルギーを起こしにくいお肉なので、アレルギーが心配な犬にもおすすめのフードです。
ローテーションの1つに加えてもいいですね!
フードローテーションについて詳しくはこちら。
ホリスティックブレンド
ホリスティックブレンドの特徴
オートミール・挽き割り精製大麦・えんどう豆・オーシャンフィッシュミールなどを主体とした低アレルギーフードです。
魚肉ベースで、肉類の使用がないので、肉アレルギーがあるワンちゃんにも与えることができます。
⇒ 犬の食物アレルギーと対策、おすすめドッグフードランキングを紹介!
ホリスティックブレンドが向いている犬・向いていない犬
低タンパク・低脂肪のホリスティックブレンドは、成長期の犬にはあまり向いていません。
タンパク質量が18%以上・脂肪は6%以上と低めなため、腎臓疾患がある高齢犬や肥満気味の犬など、高タンパクを避けるべき犬にもおすすめできるフードです。
ウィービット
ウィービットの特徴
主原料はバイソンと魚
ウィービットは日本ではめずらしいバイソンの肉を使用したフードです。
新陳代謝率が高く、高エネルギーを必要とする犬向けにつくられており、ソリッドゴールドの中ではタンパク質、脂質ともに高めになっています。
そしてこのフードは小型犬でも食べやすいように小粒になっています。
バイソン肉の良さ
アメリカでは牛と同じようにバイソンもヒトの食用として食べられています。
バイソンの肉は、高タンパク質で、牛よりも脂質が少ないと言われています。
そのため、体型を維持しつつ、筋肉をつけることができるでしょう。
骨が細い小型犬の場合、きちんと筋肉をつけることが骨折の予防にもなります。
参考:プレミアムペットフード専門店PET DINING「各種お肉の特徴」
ウィービットが向いている犬・向いていない犬
筋肉が必要ながら、運動量が少なくなりがちな室内飼いの犬におすすめです。
粒サイズもかなり小さめなので、小型犬にぴったりです。
ですが、カロリーがやや高めなので、ダイエットしたい場合は違うラインナップが良いでしょう。
ミレニア
ミレニアの特徴
ビーフとドライオーシャンフィッシュを主原料としています。
ビーフは米国農務省で許可されたものなので、品質についてもある程度安心できます。
サイズは10.9kgのみなので小型犬の場合はなかなか食べ切ることができないかもしれません。
開封した後はドッグフードの酸化や劣化を防ぐためにも、早めに食べ切ることが大切。
大型犬や多頭飼い以外の家庭では保存に工夫が必要です。
ミレニアが向いている犬・向いていない犬
良質なタンパク質や脂質、鉄分を含むビーフが主原料なので、運動量の多い成犬や競技犬におすすめ!
また、ポテトフリーで代わりに低gi食品のかぼちゃが使われています。
太りやすい犬やダイエットをしたい犬にも最適です。
マイティミニ
マイティミニの特徴
マイティミニは主原料がラム・ドライラムの高タンパク・高脂肪のグレインフリーフード。
タンパク質量は30%以上とソリッドゴールドの中でも最も高くなっています。
穀物を使用せず、植物性の原材料には豆タンパク質、スィートポテト、えんどう豆粉などが配合されています。
小粒タイプで全年齢対応なので、子犬から与えることができます。
マイティミニが向いている犬、向いていない犬
グレインフリーですので、穀類にアレルギーがあるワンちゃんに特に向いています。
もちろんアレルギー予防としてもOKです。
高タンパク・高脂肪なので、活発な犬は小型犬にぴったり。
そのほかにも、栄養を必要とする成長期の子犬や、妊娠・授乳中の母犬にもおすすめです。
また、少ない量でカロリーをしっかり摂取できるので小食の犬にも向いています。
⇒ 穀物不使用!グレインフリードッグフードはどんな効果があるの?おすすめのフードも紹介
【廃盤】フンチェン(パピー)フラッケン
以前までは、子犬向けの「フンチェン(パピー)フラッケン」があったのですが、廃盤になってしまったようです。
子犬専用のラインナップは、現在ないようですので、どうしてもソリッドゴールドを子犬に与えたい場合は、全年齢対象の「ウィービット」を選ぶと良いでしょう。
子犬の場合、成長にあたって多くのエネルギーが必要になりますので、ドッグフード選びは非常に重要です。
子犬用のドッグフードを選ぶ際は、良い骨格、筋肉の成長に必要な栄養素である「タンパク質」がたくさん入っているドッグフードを選びましょう。
筆者としては、子犬には、30%以上のタンパク質が含有されているフードがおすすめです。
子犬に与えるドッグフードを選ぶならこちらの記事を参考にしてください。
⇒ おすすめパピー用ドッグフード3選|いつまで?成犬用との違いを解説
【廃盤】バックワイルド
鹿肉と七面鳥肉をメインに使用した、穀物不使用のフードですが、こちらも廃盤になっています。
現在ソリッドゴールドでグレインフリーをフードを選びたい場合はマイティミニを選びましょう。
主原料はラムやオーシャンフィッシュミール、豆タンパク質、スィートポテトと、よりアレルギー対策に適した内容になっています。
当サイトに投稿された「犬用ソリッドゴールド」の口コミ・評判
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当サイトで調査した「犬用ソリッドゴールド」の口コミ・評判
アレルギーがある犬も安心
ソリッドゴールドのカッツフラッケンならうちゃんがアレルギー起こす可能性めっちゃ低いな
小麦も大豆もとうもろこしも使ってないもん
ソリッドにしよ— でりしゃ@猫馬鹿 (@eri_luv_kmuyirs) 2016年11月12日
ソリッドゴールドは、アレルギー持ちでも安心してあげられる!との口コミがありました。
小麦やトウモロコシ、大豆を使用していないのも、ソリッドゴールドの特長です。
全体的にソリッドゴールドは、アレルギーに配慮されているドッグフードだと言えますね。
食いつきよし!
うちは偏食が激しく、ドライフードだけでは絶対に食べないのですが、これは缶詰など何も交ぜなくても食べてくれます。
小粒なのも食べやすいようです。
食いつきは良いという口コミが多かったです。
新しいフードの場合、全然食べない!という犬と物めずらしさからガツガツ食べてくれる犬がいます。
万が一食べない場合もがっかりするのではなく、食に対するしつけを見直すチャンスと考えましょう!
お気に入りのフードを1つに絞ってしまうと、製造中止になった場合や災害などの緊急時に困ります。
ソリッドゴールドも徐々にラインナップが変わっているようですし、ある日突然輸入がストップするリスクもあります。
普段から色々なフードを食べられるようにしておくと良いですね。
食に関するしつけはこちらをどうぞ。
以前栄養不良に?!
今RTしたリンクの中の、不適切な植物ミルク摂取による乳児の重症栄養不良、って項目に低アルブミン血症…。むっかーし、犬のフードのソリッドゴールドで出たな。つまり、栄養不足って事だったんかいな。ジロ、いっとき食べてたけど、最近のは大丈夫だと思うよ。
— michiko(ガラケー派) (@QTjittan) 2015年2月12日
以前ソリッドゴールドを食べている時に、低アルブミン血症になってしまったそうです。
血液中のアルブミンというタンパク質の数値が低くなってしまうもので、低くなる原因には慢性的な栄養不足や肝臓疾患、腎臓の病気などが疑われます。
なぜこのユーザーのワンちゃんが低アルブミン血症になってしまったのかはわかりませんが、少し不安になってしまう口コミですね。
容器が保存しづらい
先ほど、オリジンを少しあげてみました😊ふたりとも食べてましたよ🙆ソリッドゴールドもオリジンもファスナーがついていないので、密封容器を用意しないといけないですね😅
— チャビー♂&ジェミー♀ (@chubby0825) 2016年7月5日
ソリッドゴールドのパッケージは種類やサイズによって、ジッパーがついているものとついていないものがあります。密封できないとフードが酸化して品質が悪化してしまうため、別の容器に移し替えるなどしましょう。
まとめ
ソリッドゴールドは、人間が食べることのできる原材料を使用した安心安全なフードでした。
- 人間が食べることのできる食材を使用
- アレルギーに配慮
- 肉の種類が選べる
- ビタミン・ミネラルなどの添加が多い
ソリッドゴールドは、肉副産物・塩・砂糖・化学物質・小麦・コーン・大豆不使用なので、アレルギーの可能性が低く、不安に感じる食材の使用も少ないと感じました。
他もメーカーではあまり見られないようなラインナップもあり、肉の種類を選べるのでフードローテーションにも取り入れやすそうです。
しかし、ビタミン・ミネラルなどの添加物が多いので、「自然の食材から栄養を摂らせてあげたい!」と考える飼い主さんには向いていないフードかもしれません。