こんにちわ!管理人の祥子(@dog_abc_jp)です。
コスパが良いフードとして有名なファーストチョイス。
気軽に手に入れられる上、「アレルゲンケア」「ダイエット」などラインナップが充実している点も魅力的です。
ただし、価格がリーズナブルなため、原材料の安全性や品質が気になる人も多いと思います。
このページでは、ファーストチョイスの原材料や品質を評価するとともに、実際に与えている人の口コミや評判も紹介していきます。
ファーストチョイスの総合評価|Cランク
商品名 | ファーストチョイス|成犬 小粒 チキン |
総合評価 |
Cランク A~Cの3段階で評価 当サイトの評価基準は【ドッグフード一覧ランキング】にて解説 |
評価項目 |
第一原材料:×コーン その他原材料:△ コーングルテンミール 、ビートパルプ 酸化防止剤:◎ビタミンE 人工添加物:◎ なし |
原産国 | カナダ |
第一原材料産地 | カナダ |
内容量と価格 | ・1,774円/1.2kg ※すべて税込/Amazon参考 |
対応年齢 | 1歳以上 |
販売元 | アース・ペット株式会社 |
公式サイト | 公式ページを確認する |
特徴 | 一覧 コスパ ダイエット アレルギー |
ファーストチョイスの当サイトでのランキング評価はCランクです。
人工添加物の使用がない点や、安全管理が徹底されているところはとても良いです。
しかし、原材料のメインが「コーン」であること、炭水化物が多いことが気になります。
口コミでは食いつきが良い!コスパが良い!と人気のフードなのですが、少し残念な結果となってしまいました。
ファーストチョイスの原材料を評価
ファーストチョイス成犬(小粒・チキン)の原材料をチェックしてみましょう。
【原材料】
コーン、鶏肉、米、コーングルテンミール、鶏脂、ビートパルプ、たん白加水分解物、大豆レシチン、魚油(DHA源)、乾燥トマト(リコピン源)、酵母、全粒亜麻仁(オメガ3・6脂肪酸源)、マンナンオリゴ糖、乾燥チコリ(イヌリン源)、ユッカ抽出エキス、L-カルニチン、ビタミン類(A、D3、E、C、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン)、ミネラル類(リン、ナトリウム、クロライド、カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛、マンガン、セレン、ヨウ素)、酸化防止剤(ビタミンE)【成分】
粗たん白質 24%以上、粗脂肪 9%以上、粗繊維 5%以下、粗灰分 9%以下、水分 10%以下
第一主原料がコーン
ファーストチョイスの第一主原料はコーンです。
さらにコーングルテンミールも使用されているため、全体に対する割合が多いと考えられます。
コーンはかさ増しのために入れられることが多い食材なので、肉よりも多く入っているのは大きなマイナスポイントです。
コーンは犬にとって消化しにくいだけでなく、炭水化物に分類されるため血糖値が上がりやすく太りやすい食材でもあります。
多量に摂取すると、アレルギーを起こしやすい原料でもあるので注意が必要です。
鶏の正肉を使用している
ファーストチョイスでは、クチバシ、トサカ、羽毛などの副産物を使用せず、鶏の正肉を使用しているようです。
どのような品質の肉を使用しているかわからないドッグフードが多い中、これは評価出来る点だと言えるでしょう。
しかし、配合量が少ないのが残念です。
せっかくきちんとした鶏肉を使用しているので、第一主原料をコーンではなく鶏肉にしてくれれば、もう少し高い評価出来たと感じます。
米も含まれていて炭水化物の割合が多い
コーン・コーングルテンミールに加え、米も配合されています。
米も、かさ増しやつなぎに使用されることが多い材料。
主だった材料がコーン・鶏肉・米・コーングルテンミールで占められており、穀物が多めということがわかります。
タンパク質量が少なめ
コーンや米が多いからか、タンパク質量は24%とやや低めです。
日本のペットフード基準は満たす内容ではあるものの、高水準とは言えない数字です。
ビートパルプは便を固くする
ビートパルプとは、サトウダイコンから砂糖を搾り取ったあとの絞りカスで、食物繊維が豊富に含まれます。
食物繊維は腸内の老廃物を絡め取ってくれるので、少量の摂取なら腸内の掃除をしてくれるありがたい食材。
しかし、うんちの量を増やして固める作用があるため、便秘になりやすくなったり、健康状態を把握しにくくなる可能性があります。
与えている間、「うんちの調子がいい!」と感じても、ビートパルプによる影響の可能性があることを念頭においておきましょう。
ファーストチョイスの販売会社
アース・ペットが販売
ファーストチョイスは、アース・ペット株式会社が輸入販売している商品です。
アース・ペットは、家庭用殺虫剤や防虫剤で有名な「アース製薬」の子会社です。
カナダで製造されており、原材料は主にカナダ産とアメリカ産のものを使用しています。
日本の犬向けに低脂肪
ファーストチョイスは1990年にカナダで動物栄養学博士のアドバイスのもと作られた製品ですが、きちんと日本で暮らす犬向けに開発されたドッグフードです。
日本の犬の飼育環境を考えられてつくられた商品なので、必要な栄養素がきちんと日本の犬に合うように配合されています。
特に運動量の少なく太りやすい室内犬向けに低脂肪になっているのが特徴です。
ファーストチョイスの安全へのこだわり
ファーストチョイスはさまざまな安全への取り組みを行っています。
グローバルな監査基準をクリア
ファーストチョイスを生産しているPLB社は、さまざまな機関からの監査をクリアしています。
EU(欧州連合)規則をクリアし、米国農務省やカナダ食品検査庁の監査も受けているのです。
EUは動物関連の法律規則がとても厳しい国です。
ペットフードの生産管理にも厳しい基準を敷いており、生産工場は、規則に準じているかの認証を受ける必要があります。
EUの基準を満たしているということは、世界で認められるような高水準の管理体勢で生産されているという指標にもなります。
安心のトレーサビリティー制度
トレーサビリティとは、製品の原材料情報、生産情報、流通経路などが追跡できる仕組みのこと。
製品パッケージひとつひとつに印刷してある製品番号により、
- いつ製造されたものか
- 原材料はどこから仕入れられたものか
- どのような経路で販売されたか
などの情報をすぐに明らかにすることができます。
生産中の製品に不具合があればすぐに回収できますし、不正な原材料入手での製造などを防ぐことができます。
人工添加物は不使用
ファーストチョイスは、発ガン性や蓄積毒性などの心配のある人工化学添加は使用していません。
品質を保つために最低限の保存料は添加されていますが、自然由来のものを使用しています。
また犬にとって必要のない着色料や、食欲を刺激するための香料なども使われていません。
⇒ 無添加ドッグフードの選び方6つ!おすすめドッグフードを紹介
ファーストチョイスのラインナップについて
ファーストチョイスはラインナップが豊富で、愛犬の年齢や体型に合わせて全15種類から選べるようになっています。
世代別プレミアムフード
パピー、成犬、シニア、ハイシニアと4つの世代に分けられています。
粒サイズも小粒と中粒があるので、体の大きさや口のサイズに合わせて選べるのは便利ですね。
成犬の小粒サイズのみ、ラム肉を主原料としている「ラム&ライス」と「インドアドッグ(室内犬用)」も選べます。
ダイエット
肥満ぎみのワンちゃんや、去勢・避妊したワンちゃん用のラインナップです。
通常のラインナップに比べて、脂肪分が大幅にカットされているのでダイエットや体重管理をしたい場合はこちらを選ぶと良いでしょう。
アレルゲンケア
アレルゲンケアは、食物アレルギーに配慮されたシリーズです。
原料には白身魚やさつまいも、えんどう豆を使用しています。
食物アレルギーに配慮されているのはとてもいいのですが、えんどう豆が第一主原料である点が少し残念です。
ダイエタリーケア
療法食の給与が終了した犬に与える、健康維持を目的とした「ダイエタリーケア」というシリーズもありましたが、残念ながら販売終了したようです。
下部尿路(膀胱から尿道の出口まで)の健康に配慮した「下部尿路の健康維持」、さつまいもとフィッシュミールを主原料とした「食物アレルゲンケア」の2種類が用意されています。
当サイトに投稿された「ファーストチョイス」の口コミ・評判
現時点で、一番合う
半年前に鶏肉、卵、大豆、米のアレルギーが見つかって以来、いろんなフードを試し
ほとんどフードジプシー状態でしたが、やっと見つけた!って感じです。
シュプレモ、ジウィピーク、メディコートなどたくさん試した結果
「食いつき、便の状態、価格帯」でとても満足しています。欲を言えば
ファーストチョイスアレルゲンケア(魚とスイートポテト)の800グラムを通販だけでなく、ホームセンターやペットショップで置いてほしい。
フードの見た目は、黒めの程よい大きさの粒。カリッと噛める程度の粒です。
魚臭はあまりせず普通のフードのにおいです。このフードだけでも食べますが
茹でたキャベツと豚赤身のトッピングで本当においしそうに食べています。
便の状態はとてもいいです。今までアレルギーで軟便だったうちの子のうんちが
コロコロと!価格もうれしいです。ずっと続けて1日2食ですから負担になってはならない。でも悪いものはあげたくない。
私は、ファーストチョイスアレルゲンケアがあってよかったーと思っています。
最初から食いつき悪く、食べたら吐いた
老犬のためにハイシニア、チキン小粒を初めて購入しました。前の餌に少しづつ混ぜて与えていたのですが、好んで食べず、2日目から吐き続けたので、やめました。匂いも最初封を開けた時から、何か酸っぱいような酸味が感じられ、食いつき良いようなフードではないなと思いました。
なぜ止まるのかな?
柴オス8歳
此方の評価もまずまず悪くないリーズナブルなので購入してみました。
あまりフードに拘りが無く道に落ちてる物食べちゃうこともある実家のワンコなのですが、何故か此方の7歳以上チキンをあげた際、少し固まるんです、、今までのフードではすんなり食べたのに。翌日あげると食べる前に私の顔を見て少し経って食べる。私が飼い主ではないので??散歩に行く時もあまり見ないのに。。
量が少なかったのか?食べる時に気になるのか理由が分かりませんが残すことも無いです笑
ミネラルの豊富さ
魚油、あまに油や、大豆レシチン、イヌリン。これは、人間にもいいレベル。
ほぼ無添加のわりに、コストは安め。
おすすめできるとおもう。
うちの犬にはちょうどいいです。
前与えていたフードの種類は、太りやすかったので、これにしました。この種類は、うちの犬は、とっても喜んで食べました。
当サイトで調査した「ファーストチョイス」の口コミ・評判
アレルギー症状が出た犬もいる
このフードを食べさせ始めてから、「カイカイ」になってしまいました!アレルギーが出ているのかも?
コーンが多いので、穀物類へのアレルギーが発症したのかもしれません。
身体に異常や変調が出た場合は、フードが原因である可能性を考えましょう。
異物の混入があった
12月16日に注文した商品に、異物が混じっていました。
今日(1月11日)犬のエサ入れにドッグフードを袋から入れたところ、フードと同色、ほぼ同じサイズのボタンのようなものが入っていました。
異物の写真も撮りましたので直接メーカーに伝えたいのですが、アマゾンのカスタマサービス止まりとなってしまい、写真の添付方法も不明なので筋違いですがレビューで報告します。
返品交換を求めるつもりはありませんが、品質管理にはさらに気をつかっていただきたいと思います。
引用元:2年以上のリピーターですがひとこと【Amazonカスタマーレビュー】
ファーストチョイスは安全性に関してかなり気を使っているようでしたが、異物混入があったようですので注意が必要ですね。
トレーサビリティー制度もあるので、メーカーに直接問い合わせたほうが良さそうです。
食いつきが良い
口コミを見る限り、おおむね食いつきに満足している意見が多いようです。
フードの切り替え時などもすんなり食べてくれるのは安心ですよね。
コスパが良い
この量でこの価格はほんとリーズナブル!
うちの子達は喜んで食べてくれてます(*^^)v
価格に関しては満足との声が多いように感じました。
しかし、価格にこだわるだけでなく犬の健康を考えて、肉が主原料のドッグフードもローテーションに入れることをおすすめします。
まとめ
ファーストチョイスはコスパの面では良いですが、原材料に不安が残る結果となりました。
- 品質管理や安全対策の情報を開示している
- 穀物の割合が多く消化しにくい
- 使っている肉は悪くないが含有量が少ない
- ラインナップが15種類と豊富
- 手に入りやすくコスパがいい
しかも「異物混入があった」「アレルギーが出た」などの口コミがあったので、やや不安を感じてしまいました。
コーンの配合が多く、肉類が少ないので価格は抑えられていますが、タンパク質量が少ないので、原材料の品質や栄養バランスを重視したい方にはあまりおすすめできません。