こんにちわ!管理人の祥子(@dog_abc_jp)です。
猫用フードで有名なピュリナワンですが、実は犬用フードもラインナップ豊富に販売されています。
穀物ではなく、犬の体に必要とされる肉類をメインに!と大きく銘打って販売している注目のドッグフードです。
- ピュリナワンのおすすめポイント
- 原料の品質や安全性
- 実際に使用している人の口コミや評判
原材料を徹底的に調査してピュリナワンのドッグフードを評価してみたいと思います。
また、口コミや評判も紹介しますので、ドッグフード選びの参考にしてくださいね。
犬用ピュリナワンの総合評価|Bランク
商品名 | ピュリナワン ドッグ ほぐし粒入り 1-6歳 成犬用 チキン |
総合評価 |
Bランク A~Cの3段階で評価 当サイトの評価基準は【ドッグフード一覧ランキング】にて解説 |
評価項目 |
第一原材料:○チキン その他原材料:×コーングルテンミール、コーン、チキンミール、小麦、脱脂大豆、たんぱく加水分解物他 酸化防止剤:◎ミックストコフェロール 人工添加物:◎ なし |
原産国 | アメリカ |
第一原材料産地 | 不明 |
内容量と価格 | 1,980円/2.1kg ※全て税込、公式サイトより |
対応年齢 | 1〜6歳 |
販売元 | ネスレ日本株式会社 |
公式サイト | 公式ページを確認する |
特徴 | 成犬におすすめチキン(鶏肉)コスパ |
ピュリナワンの評価はBランクです。
主原料に生肉を使用しているので、コスパの割に頑張ってくれているという印象です。
「便のにおいが軽減した」という口コミがあり、食糞対策になるかもしれない点や、こだわりの粒には好感が持てました。
しかし、アレルギーを起こしやすい原料や、不安な原料も使用されていて、気になる点も多いです。
主原料以外の原料にももう少しこだわってくれたら良かったのに…というのが正直な感想です。
ピュリナワンの原材料を評価
それでは、『ピュリナワン ドッグ ほぐし粒入り 1-6歳 成犬用 チキン 2.1kg』の原料を詳しく見ていきましょう。
チキン、米、コーングルテン、とうもろこし、牛脂、チキンミール、小麦、脱脂大豆、たんぱく加水分解物、えんどう豆、にんじん、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン、硫黄)、グリセリン、野菜色素、ビタミン類(A、D、E、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、B12、コリン、K、ビオチン)、アミノ酸類(リジン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール)
※合成着色料、香料は添加しておりません。
※粒により、原材料由来の自然な色合いの違いが見られることがあります。
※製造上、形状や大きさにバラつきが生じることがあります。
穀物が多め
第一主原料はチキンですが、穀物の使用が多めなのが気になりました。
穀物は消化しづらい
犬は猫に比べれば炭水化物を消化する機能に長けていますが、どちらかというと肉食寄りの雑食性です。
そのため、とうもろこしや小麦など穀物を消化するには時間がかかり、胃腸に負担がかかりやすいとされています。
消化効率の良いフードを与えたいと考えるのであれば、とうもろこし類があまり入っていないフードを選びましょう。
アレルギーを起こしやすい
小麦やとうもろこしは近年アレルギーが多く報告されている食材です。
アレルギーを持っていないと思っていた子でも、いきなり発症することがあります。
下痢や嘔吐がとまらなかったり、湿疹や皮膚の赤みが見られた場合は、フードの内容を見直してみましょう。
第一主原料は肉
肉類メイン◎
第一主原料が肉類であることは好評価ポイントです。
肉をメインにしているドッグフードは、この価格帯では珍しいですよ。
犬の成長に大事な動物性タンパク質がしっかり摂れるレシピになっています。
チキンミールの詳細が不明
しかし、チキンミールが使われていることが気になりました。
「ミール」はどこの部位の、どのような状態の肉を使用しているか分からないため、不安な原料の一つです。
粗悪なフードの場合、人間の食用にならない「とさか」や「足」などの副産物や、腐りかけのお肉を加工してつくられることも。
ピュリナワンの公式サイトを見ても、「ミール」に関しての詳細が不明なため、やや不安が残りますね。
家禽ミールの使用はなくなった
ちなみに、以前までは、原料に「家禽ミール」の使用がありましたが、リニューアルして、「チキンミール」に変更になったようです。
「家禽ミール」のほうが、何の鳥を使用しているのか分からない分不安が増すため、個人的にはやや安心になったかなーという感じですね。
ちなみに現在でも、『ピュリナワンドッグ ほぐし粒入り』以外のラインナップには「家禽ミール」が使用されているものがあります。
脱脂大豆
消化・アレルギー面で心配
大豆は、肉と同等にアミノ酸がバランスよく含まれる食材で、ドッグフードのタンパク質源・炭水化物源としてよく使用されています。
しかし、消化率が悪く、アレルギーを起こしやすい原料でもあるため、注意が必要です。
大豆の副産物を使用
脱脂大豆とは、大豆から大豆油を抽出した残りカス(副産物)です。
ピュリナワンは、価格が安いため「大豆そのもの」ではなく、「残りカス」を使用しているのかもしれませんね。
タンパク加水分解物
タンパク加水分解物とは、食品にうま味やコクをつけるために使われるアミノ酸混合物のこと。
「添加物」ではなく、「食品」に分類されているため、安心なイメージがありますが、実は不安な原料の1つです。
製造過程によっては「クロロプロパノール」という発がん性物質が作られてしまうのです。
どのような製造方法で作られた「タンパク加水分解物」なのかが明確でないため、不安が残ります。
ピュリナワンのこだわり
主原料へのこだわり
ピュリナワンでは、主原料に生肉を使用しており、原材料にも厳しい品質基準を設けているようです。
肉は生肉使用
ピュリナワンのメインに使われているお肉は、生肉です!
すでに加工された状態で工場に搬入されてくる「ミール」などの原料は、元々の肉の品質がわかりづらいという心配があるため、生肉の使用は安心できるポイントのひとつです。
ヒューマングレードかは不明
ただし、人間が食べられるような「ヒューマングレード」の肉であるかはわかりません。
極端に腐っていたり品質が悪い肉は使用していないようですが、肉の部位の記載など詳しい記載はありません。
ただ、人間の食べることのできない部位に関しては使用していないようです。
主原料はチキン、ターキー、サーモン
ピュリナワンの各製品の主原材料はチキン、ターキー(七面鳥)、サーモンです。
チキンのメリット
チキンは、豊富なタンパク質に程よい脂質をバランスよく摂取できます。
ピュリナワンのフードの中でも一番多く使用されている食材がチキンです。
ターキー(七面鳥)のメリット
ターキー(七面鳥)はチキンに比べて脂肪分が少なくヘルシーな食材。
アレルギー対策の原料としても有効ですし、チキンアレルギーのある犬でもターキーであればアレルギー反応が出ない場合もあるようです。
サーモンのメリット
サーモンは肉類にアレルギーがある犬におすすめです。
良質なサーモンオイルは、犬の皮膚や毛並みに良い影響を与えてくれるため、添加されることも多くあります。
⇒ 犬の食物アレルギーと対策、おすすめドッグフードランキングを紹介!
粒の形が特徴的
粒の形にもこだわりがあり、よく噛んで食べるように工夫されています。
食いつきに期待できる
新鮮な生チキン入りの「ほぐし粒」は、ピュリナワンの特徴です。
歯でキャッチしやすく、ほぐれやすく仕上げた独自の形状と食感で、犬の食欲をそる効果があるようです。
歯石予防や満腹感UPにも効果的
また、フードをよく噛むことで歯垢・歯石が付きにくくなる効果もあります。
更に満腹感を促すことも出来ますし、消化を助け栄養吸収を上手く行える効果もあります。
飽きずに食べられる
小型犬は硬い粒に食べ疲れたり、飽きてしまって、食事を中断してしまうことが少なくありません。
しかし、ピュリナワンの口コミの中には、食感の違う粒を食べることで飽きずに食べてくれるという意見もありました。
1つのドッグフードの中で、食感の違う粒が入っているのはうれしいですね。
ピュリナワンは種類が豊富
「飼育環境」「成長段階」「体重ケア」「アレルゲンケア」などのラインナップが用意され、様々な個体に合わせて選べるようになっています。
運動量が少なめの日本の犬に合うように作られているのも嬉しいポイントですね!
デリケートなお腹と皮膚の健康ケア
ピュリナワンのラインナップには、食物アレルギーに特化した「デリケートなお腹と皮膚の健康ケア」があります。
アレルゲンになりにくいサーモンを主原料に使用しており、小麦やトウモロコシを使用していません。
アレルギーをお持ちのワンちゃんやアレルギーを防ぎたい場合には、「デリケートなお腹と皮膚の健康ケア」を選ぶと良いでしょう。
犬のアレルギーについて詳しく知りたい方は「犬のアレルギーを徹底解説!対策とおすすめフード」で解説しています。
グレインフリーは猫のみ
猫用ピュリナワンでは「グレインフリー」が発売されていますが、犬用のピュリナワンには2021年現在、グレインフリーのラインナップはありません。
犬用のピュリナワンにもグレインフリーがあるとうれしいですね。
犬用ピュリナワンのラインナップ一覧表
商品名 | 対象年齢 | フレーバー | 特徴 | 主原料 | タンパク質 |
---|---|---|---|---|---|
ほぐし粒入り 子犬の発育と健康ケア | ~1歳まで | チキン | 目と脳の発達を助けるために、DHAを配合 | チキン、米 | 28%以上 |
ほぐし粒入り 成犬用 | 1~6歳 | チキン | 抗酸化作用のあるポリフェノールとマルチビタミン配合 | チキン、米 | 26%以上 |
ほぐし粒入り これからも健康ケア | 7歳以上 | チキン | 脳の健康を助ける中鎖脂肪酸配合 | チキン、米 | 28%以上 |
ほぐし粒入り 体重ケア | 1歳以上 | ターキー | ・体重管理したいワンちゃんに ・ピュリナ ワン 成犬用 チキンよりもカロリー13%OFF |
ターキー、米 | 27%以上 |
デリケートなお腹と皮膚の健康ケア | 1歳以上 | サーモン | ・食物アレルギーに配慮した製品 ・小麦、トウモロコシ不使用 |
サーモン、米 | 26%以上 |
ピュリナワンの製造販売会社
ピュリナワンはコーヒーで有名なネスレ社が販売している商品です。
大手企業ですし、人間の食品を取り扱っている「ネスレ」が販売していると言うだけで安心感を感じる方もいるかもしれませんね。
ピュリナワンの他にも、愛犬家に人気のプロプランを販売しています。
当サイトに投稿された「ピュリナワン」の口コミ・評判
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当サイトで調査した「ピュリナワン」の口コミ・評判
食いつきが良い
試供品やお試しからはじめて、その食べっぷりの良さに驚いて購入する人も多いようです。
コスパが良く、近くのお店でも手に入りやすいので、喜んで食べてくれるなら嬉しいですね♪
コスパが良い
ピュリナワンを与えはじめてもう2年近くになりますが、相変わらず食いが良く気に入っているようです。
現在2歳半、一日50グラムです。
他のフードを使ったことがないので比較は出来ませんが、獣医さんの薦めではじめ、コストパフォーマンスの良さも含めて使い続けています。
口コミを見たところ、飽きずにずっと食べ続けてくれる犬が多いようです!
食が細い子は、食べるのに疲れたり飽きてしまうワンちゃんが多いと感じます。
粒に変化があることが、食欲増進をサポートしてくれるのだと思います。
便が改善
ピュリナに変えてから便の臭いがかなり改善されました。
においの改善に
きちんと粒を噛んで食べているので、消化が良くなった結果、便の臭いが改善したのでしょう。
フードを丸呑みしてしまうと、空気を一緒に飲みこんでしまうため、消化が悪くなってしまいます。
腸内の状態が悪いと便のにおいが増すので、よく噛むことは腸内の健康管理にも大切なんですね。
食糞対策にも
よく噛むことは、食糞対策としても有効です。
食糞をする子は、ストレス、ご飯が足りない、食事からミネラルを摂取できないなどの理由がありますが、未消化物が混ざっている場合でも食糞することがあります。
きちんと粒を噛むことで、消化の手助けをしてくれるため、粒にこだわりがあるピュリナワンは食糞対策にも良いのですね。
個包装で便利
内包は個包装になっていて、酸化を防ぎながら保管しやすいところも好評でした。
2.1kgのパッケージは、3kg程度の小型犬がちょうど一ヶ月程度で食べ切る量になっています。
体調を崩した
今回初めてほぐし粒を与えましたが体質にあわないため嘔吐、下痢の連続でした。
ほぐし粒は少しやわらかい水分のあるフードになっているので、体質に合わない子は下痢をしてしまったりするようです。
下痢・嘔吐が見られた場合は、アレルギーなどが原因になっている場合もあるので、無理せずに一度フードを見直してみましょう!
まとめ
犬用ピュリナワンは、コスパがよく市販のフードに比べると原材料にもこだわっていて良いフードであると思います。
- 生肉を第一主原料にしている
- 穀物の使用がある
- 粒の形に工夫あり
- ラインナップが豊富
アレルギーの原因となる穀物や大豆の使用があるのは残念ですが、手軽に手に入れることができリーズナブルなので、アレルギーのない子であればフードローテーションに加えても良いですね。
実際の口コミでは「食いつき抜群」「よく噛むようになった」「うんちのにおいが減った」など、素材や粒の工夫によるメリットも多く見られました。