こんにちわ!管理人の祥子(@dog_abc_jp)です。
ウェルネス(WELLNESS)は、パッケージに描かれた太陽と月のマークがパッと目を引くドッグフード。
イオンのペットショップに良くいかれる方なら見慣れたドッグフードだと思いますが、実は販売店がさほど多くないのはご存知でしたか?
今回は、そんなウェルネスについて徹底的に調べてみました。
原料の評価はもちろん、ラインナップや実際に使用されている方の口コミ・評判までご紹介していきますので、ドッグフードを選ぶ参考にしてください。
ウェルネスの総合評価|Bランク
商品名 | ウェルネス小型犬成犬用(1〜6歳) |
総合評価 |
Bランク A~Cの3段階で評価 当サイトの評価基準は【ドッグフード一覧ランキング】にて解説 |
評価項目 |
第一原料:○骨抜き七面鳥、チキンミール その他原料:△オートミール、粗挽き大麦、ガーリックパウダー、ほうれん草、緑茶抽出物 酸化防止剤:◎ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物、スペアミント抽出物 人工添加物:◎ なし |
原産国 | アメリカ |
第一原料産地 | 不明 |
内容量と価格 | ・2,143円/900g ※全て税込、公式サイトより |
対応年齢 | 1〜6歳 |
販売元 | ウェルペット・ジャパン合同会社 |
公式サイト | 公式ページを確認する |
特徴 | プレミアムドッグフード成犬におすすめチキン(鶏肉) |
ウェルネスはBランクです。
質の良い原材料を使用して作られたプレミアムペットフードで、ラインナップも豊富なのは良いと思いました!
また、保存料や着色料なども使用されていないので安心できます。
ただ、原材料がヒューマングレードかどうかわからないので、Bランクとなりました。
ウェルネスの原材料を評価
今回はウェルネス小型犬成犬用(1歳~6歳)の原料を参考に解説していきます。
骨抜き七面鳥、チキンミール、オートミール、サーモンミール、大麦、粗挽き玄米、オート麦、鶏脂(ミックストコフェロールで酸化防止)、トマトポマス、メンハーデン(魚)ミール、トマト、えんどう繊維、サーモン油、チキンエキス、にんじん、ほうれん草、粗挽き亜麻仁、さつまいも、ブルーベリー、りんご、チコリ根抽出物、ラクトバチルス・プランタルム※、エンテロコッカス・フェシウム※、ラクトバチルス・カゼイ※、ラクトバチルス・アシドフィラス※、ユッカ抽出物、ビタミン類(コリン、E、L-アスコルビン酸-2-ポリリン酸、ナイアシン、A、アスコルビン酸、B1、パントテン酸、B6、B2、D3、ビオチン、B12、葉酸)、ミネラル類(塩化カリウム、食塩、亜鉛タンパク化合物、硫酸亜鉛、炭酸カルシウム、硫酸第一鉄、鉄タンパク化合物、硫酸銅、銅タンパク化合物、マンガンタンパク化合物、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、ヨウ素酸カルシウム)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物、スペアミント抽出物)、アミノ酸類(タウリン)
※乳酸菌
第一主原料は肉類
ウェルネスの第一主原料は良質な動物性タンパク源の肉類です。
味にこだわる犬のために骨抜き生肉を使用している点は評価できますね!
チキンミール、チキンエキス
チキンミールやチキンエキスは、どのような状態のどこの部位を使用しているかがわからず、きになる原材料の一つです。
しかし、ウェルネスの公式サイトを調べてみたところ、「肉副産物の配合はしていない」と明記されていたので、安心して良いでしょう。
チキンミール
脂肪と水を抜き濃縮した、高消化率のたんぱく質と脂肪源です。ウェルネスの製品には尿路の健康に配慮し、ミネラル量をコントロールするために、低灰分の特別なチキンミールを使用しています。
乾燥させることで、タンパク質が高くなり、栄養が凝縮されるというメリットもありますよ。
ほうれん草は犬に危険?
あまり知られていかもしれませんが「犬に与える時に注意したほうが良い食べ物」の1つです。
シュウ酸が多く含まれるため、シュウ酸カルシウム尿石症の原因になります。
なぜウェルネス製品にほうれん草が配合されているのですか?
回答:ほうれん草は、鉄やカルシウム、抗酸化栄養素であるルテインのような栄養素を含むために配合しています。
ウェルネスでは 鉄やカルシウム、抗酸化栄養素であるルテインのような栄養素を摂取するという目的で使用しているようです。
使用量が少なそうなので問題ないでしょう。
穀類の使用あり
オートミール、粗挽き大麦、粗挽き玄米を使用しています。
いずれも穀類の中ではアレルギーが出にくい食材ですので、アレルギーに関してはさほど心配ないと思いますが、気になる方は、穀類を不使用のラインナップもありますので、そちらを選ぶと良いですね。
ガーリックパウダー
ガーリックは、たまねぎと同じネギ属で犬に与えない方が良い食べ物ですが、抗酸化食材ですので使用しているようです。
目的明確ですし、使用量が少量なので問題ないでしょう。
緑茶抽出物
緑茶抽出物を酸化防止剤として使用しています。
カフェインが含まれているコーヒーや緑茶などの飲料を与えると、 犬は中毒症状を起こすので、犬の与えない方が良い食べ物の1つですが、少量なので問題ないでしょう。
このように、ウェルネスでは、犬に与えない方が良いとされている食材を使用しています。
いずれも目的がしっかり記載されていて、使用量も少ないので問題ないとは思いますが、気になる人は避けた方が良いかもしれません。
ウェルネス良い点・悪い点
続いて、ウェルネスで私が悪い、良いと感じた点について解説していきます。
悪い点・気になった2つの点
1.ヒューマングレードかは不明
ウェルネスは、高品質な原材料を使用しているようですが、産地に関しての詳細や、人も食べることが出来るレベルかが公式サイトを見てもわかりませんでした。
それがわかればもう少し良い評価だったかもしれません。
2.取扱店が少ない
ウェルネスは、取扱店舗が少なめです。
私は近所にイオンペットがあるので見慣れたドッグフードだったのですが、公式サイトによると、イオンペット、イオンペットの通販、アマゾンとしか書かれていなかったので、そうなんだーとびっくりしました。
イオンが近くにない方は主にAmazonからの通販になるでしょう。
特に、ウェルネスシリーズはアークランド専売品となっており、ホームセンタームサシペットワールド・NICO PETのどちらかでしか購入できません。
中には通販に抵抗がある方もいるでしょうし、もう少し販売店を増やして欲しいなと感じます。
良い点・評価できる5つの点
1.ホールドッグジャーナル(HDJ)の常連
ウェルネスはホールドッグジャーナルというアメリカで発行されている犬の専門雑誌で、なんと15年以上も、連続推奨フードに選ばれています。
ホールドッグジャーナルでは毎年2月におススメのドッグフードのリストを発表しています。
参照元:Whole Dog Journal's Approved Dry Dog Food List【ホールドッグジャーナル公式サイト(英語)】
パッケージに書かれた原料やラベルなどを参考に、ホールドッグジャーナル独自の審査基準により審査をしているようです。
直接作っている工場に出向いて審査をしているわけではないようなので、リストに記載されているものが「100%安全で、素晴らしいフード」だと鵜呑みには出来ません。
しかし、ドッグフードを選ぶ上で参考になるのは間違いないでしょう。
ホールドッグジャーナルの公式サイトを見たところ、ランキングの常連には「オリジン」なども含まれているようでした。
2.アレルギー原料不使用
ウェルネスでは
- とうもろこし
- 乳製品・卵
- 大豆
- 小麦
といった犬がアレルギーを起こしやすいと言われている原料を使用していません。
これは評価できますね。
⇒ 穀物不使用!グレインフリードッグフードはどんな効果があるの?おすすめのフードも紹介
3.品質が良い
ヒューマングレードかどうかはわかりませんが、全ての原材料は、安全性、品質、栄養価を精査し、厳選されたもののみを使用しているようです。
原料の供給者を定期的に訪問し、良い原料を供給できる関係を結ぶようにしているそうなので、なかなか、こだわってくれているのだと考えられます。
定期的に訪問できる距離ということは、原料の産地はアメリカかな?と思いました。
4.衛生面で安心できる
きちんと、公式サイトで、衛生面に関しても記載をしてくれていましたので、衛生管理の面では問題なさそうですね。
記載してくれないドッグフードも多いので、安心ですね。
参照元:ウェルネス公式サイト|選ばれたサプライヤー(供給業者)との連携
5.合成添加物使用なし
合成の酸化防止剤、着色料、香料不使用なので安心して与えられるでしょう。
ウェルネスのラインナップ
ウェルネスは、愛犬家が求めているものを良く分かっているラインナップだなと感じましたので簡単にご紹介致します。
ラインナップ一覧表
ラインナップ | 特徴 | 取扱い |
ウェルネス | バランスの取れた栄養で愛犬の健康維持をサポート | アークランド(ホームセンタームサシペットワールド・NICO PET) |
ウェルネス穀物不使用 | お米や小麦などの穀類を一切使用していない穀物不使用 | イオンペット店舗、Amazon |
ウェルネスコア | 高たんぱく質・穀物不使用 | イオンペット店舗、Amazon |
ウェルネスシンプル | 動物性たんぱく質、原料の種類を絞ってアレルギーに配慮 | イオンペット店舗、Amazon |
ウェルネス穀物不使用
原料にざっと目を通したところ「ウェルネス穀物不使用」は、通常のウェルネスのグレインフリー版という印象です。
穀物アレルギーに配慮したシリーズですね。
ウェルネスコア
「ウェルネスコア」は、本来肉食動物であるワンちゃんに合わせた高タンパクなシリーズです。
高タンパク・穀物不使用と、通常のウェルネスよりもかなり魅力的に感じました。(ちなみに、通常のウェルネスも私の中ではなかなかの高評価でした)
ウェルネスシンプル
「ウェルネスシンプル」はアレルギーに配慮されているだけあって本当にシンプルで、他のラインナップに比べて、野菜や果物がガクッと減っています。
私は愛犬には栄養素を野菜からも摂らせてあげたい派なので、ウェルネスのラインナップから選ぶならば断然、ウェルネスコアかなと思いました。
当サイトに投稿された「ウェルネス」の口コミ・評判
とてもお勧め
我が家のチワワはウェルネスの小型犬用のグレインフリーに変えてから、食いつきが良くなり残さなくなりました。
毛艶も良く、歯石も気になりません。
獣医さんにもお勧めされ、猫は子猫の時からインドアのグレインフリーのサーモンのフードです。
当サイトで調査した「ウェルネス」の口コミ・評判
食いつきが良い
子犬の頃から好き嫌いが激しい愛犬。
ドッグフードや缶詰め、ウェットタイプのものでも匂いを嗅いだだけで食べないことが多いうちの子が、お皿を舐めて食べてくれます!有名どころのカナガンや他のお高いメーカーのものでさえ、一粒も食べてくれずでしたが、無添加で体に良いものを愛犬に食べてほしかったので、本当に買って良かった。
こちらはウェルネスコアからの口コミです。
食いつきはなかなか良いようですね!
腸内環境が整った
もともと肉食の動物なので穀物は消化の面で苦手な犬のための準高級フードです。
香ばしい香りのおかげなのでしょうか
ホントによく食べてくれます。
排泄もしっかりとした量が出るので、腸内環境にも良いんだと思います。
便秘気味の3歳メス犬に与えたら、しっかり出るようになりました。
色も安定しているし、形も良いので高価格ですが効き目がわかって納得です。
ウェルネスはハズレが無いので安心して与える(購入)ことが出来ます。
生産国はペット先進国のアメリカ!
小型犬と書いてますが、大型犬にもおすすめです♪
こちらは、ウェルネスコアの口コミを抜粋したものです。
食いつきよし、香り良し、便の調子良しみたいです。
ウェルネスはハズレがないと感じているようでかなり評価が高いですね。
目やにが改善した
スーパーで見るフードと匂いが全く違います
残さず食べますが、そのうちの老犬には食べ辛いサイズなのか口からポロポロ溢れてしまいます
若犬はガツガツ食べていますが。
成人女性の小指の爪ほどのサイズで三角形に厚みを持たせた形態です
他のフードも併用していますが、アレルギー傾向のある中型雑種犬の目ヤニが落ち着いたので良いものだと思います
こちらはウェルネスシンプルからの抜粋です。
目ヤニが落ちついたと感じているようですね。
ワンちゃんの目ヤニや涙やけはフードで改善される場合があるので、消化吸収の良いたんぱく源や、シンプルな原料が良かったのかもしれませんね。
愛犬の目ヤニや涙やけにお悩みならこちらの記事も参考にどうぞ。
⇒ 涙やけの原因は栄養不足?ドッグフードの効果で改善される?
実際に与えている方の口コミを見ると、みなさん概ね満足しているようで、あまり悪い意見は見られませんでした。
その他、口コミを見ると粒の形について言及されている方が多かったように感じます。
粒に関しては、公式サイトでは大々的には触れていませんでしたが、ラインナップによっては「カリカリの粒が歯垢の蓄積をおさえてくれる」ようです。
残念な点としてはやはり「価格が高め」だという意見がありました。
通常のウェルネスでも、小型犬用で、約2,000円/900gしますので、確かに安いドッグフードではないですね。
しかし、愛犬の健康を考えるのならば、多少の出費は仕方がないのかもしれません。
まとめ
ウェルネスは、ヒューマングレードかどうかがわからない点が残念でしたが、なかなか優れたドッグフードだと思いました。
- 第一主原料が肉類
- グルテンフリー・グレインフリー
- 人工添加物不使用
- ラインナップが豊富
ただし、原料に「犬に与えてはいけない」と言われている食材が含まれています。
量も少量、配合目的も明確なので、私は安全だと判断しましたが、気になる方は控えたほうが良いでしょう。
ウェルネスは、愛犬家に嬉しいラインナップが揃っています。
その中から選ぶのであれば、個人的には高タンパクのウェルネスコアがおススメです。