こんにちわ!管理人の祥子(@dog_abc_jp)です。
ウェルケア(Well Care)は、犬種別のラインナップが豊富な国産のドッグフードです。
犬種別フードには、犬種ごと特有の病気やトラブルをケアしてくれるという良いイメージがありますが、価格が安いため品質が気になる方も多いと思います。
ここでは、ウェルケアの原材料や口コミ・評判についてを調べて評価しています。
犬種別ドッグフードに興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。
ウェルケアの総合評価|Bランク
商品名 | ウェルケア(ミニチュア・ダックスフンド専用) |
総合評価 |
Bランク A~Cの3段階で評価 当サイトの評価基準は【ドッグフード一覧ランキング】にて解説 |
評価項目 |
第一原材料:○肉類(鶏肉、チキンミール) その他原材料:×小麦粉、コーングルテンフィード、コーングルテンミール、ビートパルプ、動物性油脂、香料(バターオイル、ミルクフレーバー)他 酸化防止剤:◎なし 人工添加物:◎なし |
原産国 | 日本 |
第一原材料産地 | 南九州産 |
内容量と価格 | ・1,002円/1.5kg(500g×3袋) ※全て税込/Amazon参考 |
対応年齢 | オールステージ |
販売元 | イースター株式会社 |
公式サイト | 公式ページを確認する |
特徴 | チキン(鶏肉)成犬におすすめコスパ |
ウェルケアはBランクです。
第一主原料が肉類である点や、産地がしっかり明記されている点は評価できました。
また、酸化防止剤や保存料を使用していないのも嬉しいポイントですね。
また、犬種別というと良いイメージでしたが、それぞれの原材料はそれほど変わりがなく、栄養添加物で差をつけているようでした。
ウェルケアの原材料を評価
今回は、ウェルケアのラインナップの中で、私が飼っている、「ミニチュアダックスフンド専用 オールステージ」の原料に注目してみました。
肉類(鶏肉、チキンミール)、米糠、小麦粉、コーングルテンフィード、コーングルテンミール、米粉、ビートパルプ、動物性油脂、ビール酵母、ケルプミール、精製魚油(DHA・EPA源)、酵母エキス、オリゴ糖、乾燥カモミール、L-カルニチン、グルコサミン、コラーゲン、殺菌処理乳酸菌、コンドロイチン、酵母抽出物(ヌクレオチド源)、ミネラル類(炭酸カルシウム、食塩、硫酸亜鉛、塩化カリウム、硫酸銅、ヨウ素酸カルシウム)、アミノ酸類(DL-メチオニン、L-トリプトファン)、ビタミン類(コリン、E、A、パントテン酸、B2、B12、ビオチン、D3)、香料(バターオイル、ミルクフレーバー)
ウェルケアの気になる点4つ
原材料をパッと見て、気になった点が4点ありました。
- チキンミールの使用
- 穀類の使用の多さ
- アレルギーへの配慮はなし
- 動物性油脂の使用
1.チキンミールの使用
第一主原料として、鶏肉とチキンミールを使用しています。
ミールのみではなく、きちんと鶏肉も使用している点では好感が持てますが、ホームページを見ても鶏肉は「南九州産」とだけで、品質には触れていません。
当然チキンミールに関しての詳細も書かれていないので詳細がわかりません。
チキンミールには人間の食べることのできない部位が使用されている可能性もあるので、注意したい原材料です。
今まで色々なドッグフードを調べてきましたが、自信がある原料を使用していれば、品質に関して公式サイトで触れてくると思うのですが…。
2.穀類の使用の多さ
また、ウェルケアは、かなりたくさんの穀類を使用しています。
本来肉食の犬にとって、穀類は消化しづらく胃腸に負担をかけます。
栄養バランスを整えるために多少の接種は必要ですが、ウェルケアは米ぬかから始まり、穀類名がズラリと並んでいますので多すぎますね。
安価な穀類を使用することで、カサ増しをしている可能性があります。
穀物アレルギーのわんちゃんにはグレインフリーを選んであげましょう。
⇒ 穀物不使用!グレインフリードッグフードはどんな効果があるの?おすすめのフードも紹介
3.アレルギーへの配慮はなし
使用している穀類の種類も、小麦やトウモロコシ由来の原料(コーングルテンフィード、コーングルテンミール)など、アレルギーに対しては全く配慮されていません。
穀物アレルギーのわんちゃんは避けた方が良いでしょう。
4.動物性油脂の使用
動物性油脂とは、家畜の食用にならない部分を加工して抽出した油脂のことです。
中には品質の良い動物性油脂を添加しているドッグフードもありますが、「動物性油脂」と書かれているだけでは、何の動物のどこの部分を使用しているのかわからないため不安な材料のひとつと考えられています。
総合的に見て値段相応
ウェルケアは、1.5kgで1,002円と安めのドッグフードです。
やはり安いドッグフードには、安く提供できるだけの理由がありますね。
ウェルケアの原料をみて、改めて「国産の安いドッグフードはおすすめできないな」と感じました。
国産の安いドッグフードをオススメできない理由は「安い国産ドッグフードがおすすめできない3つの理由」に載っていますので良かったら読んでみてください。
合成添加物不使用は◎
多くの激安フードが合成添加物を使用している中、ウェルケアは酸化防止剤や合成保存料を使用していません。
鮮度を保つために脱酸素剤を使用しており、保存料を使用せずに中身の品質を保っているようです。
また、内容量が1.5kgと3kgのものは、小分け包装になっているので、新鮮な状態を保つことが出来るようですね。
これは評価できる点だと言えるでしょう。
ウェルケアのラインナップ
犬種別のラインナップは豊富
ウェルケアではなんと全16種類の犬種別のラインナップがあります。
- レトリバー
- 柴
- ミニチュア・シュナウザー
- フレンチ・ブルドッグ
- ビーグル
- パグ
- ジャック・ラッセル・テリア
- キャバリア
- トイ・プードル
- チワワ
- ミニチュア・ダックスフンド
- ヨークシャー・テリア
- シー・ズー
- パピヨン
- ポメラニアン
- マルチーズ
犬種別ドッグフードと聞いて、私がパッと思い浮かんだドッグフードを例にあげると、
- ベストバランス 6種類
- プロマネージ 11種類
- ロイヤルカナン 14種類
でしたので、ウェルケアは犬種別のラインナップの豊富さではトップクラスです。
これならば、「ウチのワンコの種類がない(´Д`)」と、ガッカリすることは、あまりなさそうですね。
参考①:【ベストバランス公式サイト】
参考②:【プロマネージ公式サイト】
参考③:【ロイヤルカナン公式サイト】
犬種別シリーズの原料について
ウェルケアの犬種別の原料に目を通してみたところ、原料はほぼ同じで、栄養添加物で犬種別に差をつけているようでした。
最近では皮膚の健康のためにDHAやEPAを配合しているものや、関節のためにグルコサミン、コンドロイチンが含まれているドッグフードもたくさん発売されています。
犬種別にこだわらなくても
- 欲しい成分が配合されているドッグフード
- ドッグフードとは別に、気になる点だけサプリメントで補う
というように、体調や体質に合わせた選び方をしても良いのではないかなと感じました。
私としては、愛犬が毎日口にするものなので、犬種別にこだわるのではなく、ドッグフードそのものの品質にこだわった方が良いような気がします。
当サイトに投稿された「ウェルケア」の口コミ・評判
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当サイトで調査した「ウェルケア」の口コミ・評判
コスパが良い
今がぷに、 高いエサ(ロイヤルカナン)×安いエサ(アイムス)を混ぜてあげてて、安×安にしようとパグ・フレブル各々専用 #ウェルケア に出逢う▽・x・▽
どっちか悩んだけどパグ8割のフレブルクォーターで体重が14kgの〝がぷ〟にはフレブル用しか選択肢がなかったww#パグもどき #もはや中型 #表参照 pic.twitter.com/Fg64kYgGwA— 内山美幸 (@Miyuki_Ucchy) November 21, 2019
全体的に、価格面では満足している人が多いように感じました。
価格は安くても、犬種別という安心感があるのかもしれませんね。
今まではロイヤルカナンを食べさせていましたが、こちらの商品に変えても食欲は変わらず金額的にも助かっています。
ロイヤルカナンから切り替えたという意見もチラホラありましたので、やはりウェルケアの一番の魅力は価格なのでしょうね。
特に大型犬を飼っている方は価格も考慮しなければ大変ですよね。
愛犬の体は大切にしたいけれど、食べる量が多いから簡単に高級フードを選ぶことは出来ないのが現実ではないでしょうか。
食いつきについて
食いつきが良くて、「ウェルケアしか食べない」「ウェルケアのおかげでフードジプシーから脱することができた」という口コミなどもありました。
おいしくないのか、うちのポメは全く食べませんでした(^_^;)
もったいないので、他のフードにすこしずつまぜて食べさせていますが、このフードだけ残すレベルで食べません。
口コミについては意見がかなり割れている印象。
「食いつき良し!」という意見もあれば「まったく食べない」との意見もあり、ワンちゃんによってかなり好みは分かれるようです。
うんちの状態や体調に疑問
値段が良心的で、成分表示も悪くないので購入しました。
しかし、とにかく排便回数が多くなり、便の状態も悪く、臭いもきつくなるので、吸収がうまくいかないドッグフードだと思います。
違うドッグフードに変更すると改善されました。
愛犬のからだに負担をかけたくない方にはおすすめはできません。
価格の安さが魅力のウェルケアですが、愛犬が体調が万が一崩してしまったら、医療費もバカになりません。
現実問題、どちらかを選択するのはむずかしいですが、個人的には、価格だけではなく質も考慮してドッグフードを選んで欲しいと思います。
夜だけは質の良いものを与えるなど、工夫しても良いかもしれませんね。
まとめ
ウェルケアは、とにかく安くドッグフードを選びたい人向けです。
- 価格が非常にリーズナブル
- 犬種別フードで16種類ととても豊富
- ミールや動物性油脂など不安な原材料が使用されている
- 穀物の量が多く胃腸への負担やアレルギーが心配
- 合成保存料などの使用はなし
- 小分け包装で便利
犬種別という事で少し期待をしましたが、残念ながら原料の差はほぼ無く、添加物で多少の差をつけているという印象です。
添加されている栄養素にも特別感はありませんでした。
犬用サプリメントなども充実している時代ですから、安価なドッグフードに含まれている成分に期待をするより、もう少し質の良いドッグフード+欲しい成分のサプリメントを併用した方が愛犬の健康に役立つのではないかと思います。