こんにちわ!管理人の祥子(@dog_abc_jp)です。
トイプードルやチワワ用など、犬種別シリーズを販売しているドッグフード「プロマネージ」。
生まれ持った体格やライフスタイルに合わせて、豊富なラインナップからフードを選ぶことができる高機能ドッグフードです。
今回は、プロマネージの原材料や成分を評価し、実際に与えている人の口コミ・評判をまとめました。
また、犬種別シリーズの特徴や違いについても解説しています。
プロマネージの総合評価|Cランク
商品名 | プロマネージ室内犬用 |
総合評価 |
Cランク A~Cの3段階で評価 当サイトの評価基準は【ドッグフード一覧ランキング】にて解説 |
評価項目 |
第一原料:△ターキーミール、米 その他原料:△シュガービートパルプ 酸化防止剤:×BHA、BHT、クエン酸、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物 人工添加物:×BHA、BHT、STPP(トリポリリン酸塩) |
原産国 | オーストラリア |
第一原料産地 | 不明 |
内容量と価格 | 1,861円/1.7kg ※全て税込、amazonより |
対応年齢 | 成犬 |
販売元 | マース ジャパン リミテッド |
公式サイト | 公式ページを確認する |
特徴 | 成犬におすすめコスパ |
プロマネージの評価はCランクです。
第一主原料は肉類ですが、少し不安な原材料であるミール肉であることが気になりました。
また、犬が消化しづらい穀類が多く使用されているので、穀物アレルギーの犬には向かないでしょう。
さらに、酸化防止剤には発がん性が懸念されている合成添加物BHA・BHTが使用されている点にも不安が残ります。
以上のことから、プロマネージの評価はCランクとなりました。
プロマネージの原材料を評価
【原材料】
ターキーミール、米、さとうもろこし、米粉、鶏脂、チキンミール(ヒスチジン源)、シュガービートパルプ(食物繊維源)、チキンエキス、家禽類、ひまわり油(リノール酸源)、イヌリン(食物繊維源)、STPP (トリポリリン酸塩)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン)、酸化防止剤(BHA、BHT、クエン酸、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)【成分】
タンパク質 22.0%以上、脂質 14.0%以上、粗繊維 3.0%以下、灰分 10.0%以下、水分 10.0%以下
代謝エネルギー 375kcal/100g参照:プロマネージ|室内犬用
主原料は動物性タンパク質
ターキーミール
プロマネージの主原料はターキーミールです。
以前までは米が主原料でしたが、リニューアルして第1主原料が「動物性タンパク質」に変更になったようです。
犬は本来肉食動物で、穀類よりも動物性たんぱく質のほうが消化吸収しやすいと言われていますので、嬉しい変更点ではありますね。
ミールの品質が不明
しかし、公式サイトを見ても、プロマネージに使用されている「ミール」の品質が不明瞭な点が気になります。
ドッグフードの「〇〇ミール」は、品質の悪いものが使用されている場合もあるため、注意が必要な原料です。
「ミール」の使用がある場合は「副産物※を使用していない」などと公式サイトで明記されているドッグフードを選びたいものです。
※肉の副産物・・・家畜から食肉を生産したあとに残る部位。血液、骨、内臓などが含まれる
穀物の使用が多い
米
プロマネージの原料の2・4番めに記載されているのは、米、米粉です。
何故こんなに米が?と考えると、おそらくかさ増し目的でしょう。
肉類を多く使用するとコストがかかりますから、安い原材料を使用し、コストダウンし、利益率をあげています。
さとうもろこし
「さとうもろこし」もかさ増し目的で添加されることの多い原材料です。
イネ科なので、穀類に分類されます。
穀類がたくさん使用されたドッグフードは消化しづらいだけでなく、太る原因や、アレルギーの原因にもなりますので、注意が必要です。
⇒ 穀物不使用!グレインフリーのドッグフードはどんな効果があるの?
STPP(トリポリリン酸塩)
食品添加物
トリポリリン酸塩は、食品添加物のことです。
粘度を増したり、脂を乳化して混ざりやすくする乳化剤として添加されます。
人の食品にも、ハムやソーセージなどの加工製品等に添加されることもあります。
しかし、このトリポリリン酸塩は中国で製造されているものも多いんです。
化学添加物である上に中国で合成された製剤の可能性がある…
不安は拭いきれませんよね。
⇒ この間テレビを付けたら、STPPの特集をしてたので、つい見てしまいました...
歯のケア目的で配合
トリポリリン酸塩は、ドッグフードには歯や口臭ケアの目的で配合されています。
犬の唾液中のカルシウムと結合して、歯垢が石灰化するのを防ぎ、歯石の予防になります。
食べるだけで歯石予防になるのはうれしいポイントですね。
参考:ロイヤルカナン公式|犬と猫の栄養成分辞典「ポリリン酸ナトリウム」
酸化防止剤
BHAやBHTは昭和時代に発がん性が疑問視された添加物です。
しかし近年その発がん性は、明確に確認できないと訂正されています。
BHAやBHTよりも発がん性があると確認されている天然成分が現在何種類かあり、それらを私たちは通常の生活の中で摂取してしまっています。
ですので、絶対に入っていてはいけない!という添加物ではないですが…
私達より体の小さいワンちゃんにとっては負担が大きいですし、避けたほうが良い原料です。
⇒ ドッグフードの危険な原材料とは【安全フードの見分け方4つ】
プロマネージの犬種別って何が違うの?徹底解析
犬種別フードの違いやメリットは?
プロマネージの犬種別シリーズの原料を見てみたところ、栄養素の添加が1つ2つ違うだけで、わざわざ「犬種別」を与えるメリットが感じられませんでした。
もう少し原材料の違いなどがあるのかと考えていたのですが、残念です。
どうせだったら全部の栄養素を入れてくれればいいのに…と感じてしまいました。
当サイトで評価したことがある、他のメーカーの犬種別のドッグフードも似たり寄ったりでした。
「犬種別ドッグフード」にはあまり期待をしすぎないほうが良いのかもしれません。
プロマネージ犬種別のベースとなる原材料
チキンミール、とうもろこし、さとうもろこし、チキンエキス、米、コーングルテン、鶏脂、シュガービートパルプ、家禽類、サンフラワーオイル、フラクトオリゴ糖、トマトパウダー、マリーゴールド、マリンコラーゲン、STPP(トリポリリン酸塩)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、ヨウ素、リン)、アミノ酸(タウリン)、酸化防止剤(BHA、BHT、クエン酸、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)
ベースの原材料に、以下の成分が添加されていました。
チワワ用
チワワのフードには、小さく華奢なチワワの為に低ラクトース血清が含まれています。
低ラクトース血清や初乳には、カルシウムやリンを豊富に含んでいるため丈夫な骨を作るために効果的です!
⇒ チワワのおすすめドッグフードランキング!餌の量や回数は?
柴犬用
柴犬用には、ブルーベリーパウダーとフィッシュミールが含まれています。
ブルーベリーに含まれる「アントシアニン」には、目に良い成分や抗酸化作用が含まれています。
また、魚の油にはDHA・EPAが含まれており、高齢期に増えてくる様々な問題に(関節、心臓、腎臓、認知機能等)に有効だと言われています。
比較的長生きな子が多い柴犬にはぴったりの成分ですね。
シーズー用
シーズー用も柴犬用と同じく、比較的長生きな子が多い犬種だからか、抗酸化成分が豊富なブルーベリーパウダーが使用されています。
長寿と健康管理に有効な成分です。
トイプードル用
トイプードルは月に一度はトリミングが必要な犬種。
ラクトフェリンは皮膚に良い成分と言われており、皮膚の健康の為に含まれているようです。
健康な皮膚と毛並みを作る為に、トイプードル用に含まれているのでしょう。
ミニチュアダックス用
緑イ貝粉末には、グルコサミン・コンドロイチン・EPAなどのオメガ3脂肪酸が含まれています。
関節に良いグルコサミン・コンドロイチンを含有することで、関節疾患の多いダックス向けになっているのでしょう。
動脈硬化にも良いといわれているオメガ3脂肪酸は、体内で合成できないものなのでフードで摂取できるのは良いポイントです。
ヨークシャテリア用
ヨークシャテリアも、長生きな子が多い犬種です。
ビタミンCとEの抗酸化パワーで、老化防止によいと言われるブルーベリーパウダーが使用されています。
また、緑イ貝粉末を含むことで、グルコサミン・コンドロイチン・EPAなどのオメガ3脂肪酸まで含まれており、関節に良い効果が期待できます。
パピヨン用
パポヨンはフサフサの毛並みがきれいな犬種です。
良い皮膚作りのために低ラクトース血清が含まれていますし、健康な皮膚づくりのためにビタミンが含まれています。
また緑イ貝粉末を含むことで、関節に良いグルコサミン・コンドロイチン・EPAなどのオメガ3脂肪酸まで含まれています。
ウエルシュコーギー用
コーギーは関節疾患の多い犬種です。
そのため、関節に良い緑イ貝粉末が添加されていますね。
フレンチブルドッグ用
フレンチブルドッグは、肌がデリケートな犬種です。
そのため、皮膚の健康維持のために、オメガ-3脂肪酸(サーモンミール・緑イ貝由来)を含有しています。
また、消化器系統の問題が起きやすいため、腸内環境の健康を維持するために、ビートパルプとフラクトオリゴ糖を適切にブレンドして配合しているようです。
⇒ フレンチブルドッグにオススメの餌5選!量・回数・餌代は?
ミニチュアシュナウザー用
ミニチュアシュナウザー用は、米とラムミールがメインで使用されています。
また、下部尿路疾患になりやすい犬種と言われていますので、尿石の構成成分になると言われる「マグネシウム」「カルシウム」「リン」等のミネラル量が調節されているようです。
ゴールデンレトリーバー用
関節の健康維持のために、グルコサミン・コンドロイチン、EPA などのオメガ-3脂肪酸を含む、緑イ貝粉末を配合しています。
また、豊かな被毛が最大の魅力であるゴールデンレトリーバーのために、毛づやの健康をサポートするひまわり油や亜鉛、ビタミンB群がしっかりと配合されています。
粒も、ゴールデンレトリーバーの早食いに配慮し、噛み応えのある大きめの粒になっているようですね。
⇒ ゴールデンレトリバーの餌おすすめ5選!量や餌代の目安は?
プロマネージのラインナップ一覧
プロマネージはラインナップが豊富で、犬種別だけでなく、目的別やグレインフリーシリーズがあります。
2023年9月現在のラインナップを下記にまとめてみました。
シリーズ | 商品 |
---|---|
目的別 | 2ヶ月までの子犬用(パピー) |
室内犬用 | |
美味しさにこだわる犬用 | |
皮膚・毛づやをケアしたい犬用 | |
避妊・去勢している犬用 | |
体重管理用 | |
グレインフリー | 高たんぱくレシピ(小粒) |
高たんぱくレシピ(中粒) | |
食物アレルギーに配慮レシピ|ツナ入り小粒 | |
犬種別 | ミニチュアダックスフンド |
チワワ | |
トイプードル | |
柴犬 | |
シーズー | |
ヨークシャーテリア | |
パピヨン | |
ウェルシュ・コ-ギー・ペンブローク | |
フレンチブルドッグ | |
ミニチュアシュナウザー | |
ゴールデンレトリーバー |
プロマネージの原産国や販売会社は?
原産国はオーストラリア
プロマネージは、アメリカの「マースペットケア」が販売しています。
ですが、製品の原産国はオーストラリアです。
原産国が海外で、更に本社が他国であると、万が一異物の混入など問題が起きたときにすぐに輸入や販売をストップできるのか?と感じてしまいます。
オーストラリアは国内の家畜の病気などに関してはかなり厳しい監視がなされており、自国への輸入製品には厳しい印象があります。
ですので、原材料一つ一つの安全性に関してはある程度安心できるかもしれません。
しかし逆に輸出に関しては規定が緩いイメージがありますし、日本の輸入検疫もかなり甘い監視システムであると感じています。
自社製品の追跡システムなどまできちんと行ってもらわないと、安心できる製品であるのかと言った点は少し不安に感じてしまいます。
たくさんの製品あり!研究所も完備
マースペットケアは、プロマネージの他に、
などのペットフードを販売している大手ペットフード会社です。
自社で「ウォルサム研究所」と呼ばれる大きな研究施設、栄養学の研究所を持っており、様々な研究を行いながら、外の学会で研究結果を発表したりしています。
当サイトに投稿された「プロマネージ」の口コミ・評判
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当サイトで調査した「プロマネージ」の口コミ・評判
臭いが減った
犬臭さがなくなる
このドッグフードを食べさせるのとうちの子は
犬臭さがなくなります。
なので最近はこのドッグフードばかりです。
でも飽きないように補助食品を混ぜたりもしてます。
犬臭さがなくなるという口コミを見つけました。
タンパク質が多い食事をすると体臭や便臭が臭くなります。
プロマネージは穀物が多いので、体臭が減ったと感じるのかもしれませんね。
原料が不安
結論から言いますと、原材料(穀物がメイン)ほかに疑問がありましたので、食べさせるのやめました。
まだ、半分くらい残っていますが、捨てようと思っています。
きっかけは、ダックスのほかに新しい家族が来ました。
パピヨンです。
涙やけがひどく、フードのこと色々調べました。
このフードに添加されているBHA、BHTが気になっています。
考えすぎかもしれませんが、かけがえのない家族ですので、今はオリジンに変えました。
犬種ダックス用の口コミです。
原材料に疑問を持ち、与えるのをやめた方もいらっしゃいます。
やはり完全に安心できない材料は入っていない方が良いと考える方が多いようです。
⇒ プレミアムドッグフードランキング!口コミで評判の餌はどれ?
まとめ
プロマネージの原材料や口コミを紹介しました。
- マースペットケアは大きな研究所をもつ大手ペットフード会社
- 気になる原材料がいくつかあり
- 犬種別の違いは少しだけプラスされている原材料が異なるだけ
- 犬種別のほうがチキン含有量は多いですがその分価格が高い
プロマネージの犬種別は今まで筆者も何が違うのか?と疑問に思っていました。
調査してみた結果、少しだけサプリメント程度に添加されているものが違う程度でした。
犬種別にフードを選ぶよりも、原材料の内容をみて気になる商品を買ったほうが良いのかなと感じました。