こんにちわ!管理人の祥子(@dog_abc_jp)です。
愛犬のご飯の早食いにお困りの飼い主さんは多いはず。
早食いは満腹感が出にくいので太る原因にもなる上、喉に詰まったり、消化器にも負担がかかるため、できれば直してあげたいですよね。
そんな早食いの悩みは、餌を与える環境や、ドッグフードの「餌入れ」を工夫することで、防止できる可能性があります。
このページでは
- 犬が早食いをする原因
- 早食いを防止する方法
- 早食いを直すために便利な、オススメ食器(お皿)5つ
をご紹介します。
犬の早食いの原因
体の構造が原因
味覚が発達していない
犬は嗅覚がヒトの数千倍~数万倍も発達しています。
その代わりに味覚に関してはヒトより発達していません。
そのため、味わって食べる必要がないのです。
咀嚼せずに飲み込む
また、犬の口はヒトの様にきちんと食べ物を咀嚼して食べるという構造をしていません。
食いちぎる為に牙が発達し、咀嚼せずに飲み込みます。
そのため、早食いになりやすいのです。
犬の味覚や嗅覚についてはこちらの記事もどうぞ♪
野生の本能が原因
犬の早食いには本能的な部分も関わっています。
犬の祖先であるオオカミは毎日狩りを行い食べ物を得て、時には獲物が取れない日が何日も続く事もありました。
その為、「その日にとれた食べ物は全て食べておく」といった生活を行ってきました。
更に周りの動物に獲物を食べられないように「我先に」と急いで食べていたのです。
家畜化された今のペットの犬たちは、そんなオオカミ時代の食べ方を受けついでいます。
他の動物に食べ物を取られないように、出されたものは急いで全てたいらげるのです。
多頭飼いだと早食いの子が多い
筆者が特に早食いが多く見られると感じるのは、多頭飼いをしている場合です。
同じお家の他のワンコに取られないようにと我先に食べる子が多いです。
もともと食が細いワンコも、多頭飼いになった瞬間ガツガツ食べるようになるケースも多いです。
競争心が掻き立てられる、群れ生活をしていた犬達ならではの心理ですね。
元々食いしん坊
また元々食のこだわりがなく食いしん坊な子は、出されたご飯を一瞬で平らげてしまいます。
うちのワンコはこれかもしれません(笑)
犬の早食いを防止する3つの方法
犬の早食い防止の対策には
- 落ち着いた環境で食べさせる
- フードの与え方を工夫する
- 早食い防止のお皿(ボウル)を利用する
のが有効です。
1.落ち着いた環境で食べさせる
本能的に、食べ物を取られないようにと早食いになっているケースが多いので、1匹で落ち着いて食べられるようにしてあげましょう。
多頭飼いの場合は、1匹につき1つの餌入れを使用し、スペースを十分にとってあげると良いでしょう。
2.フードの与え方を工夫する
フードの与え方を工夫するのも1つの手です。
ごはんの回数を増やす
1回に与えるごはんの量を減らして、回数を増やすことで、空腹を感じづらくなると言われています。
夜しか与えていない場合は、朝・夜の2回に分ける・・・などと、普段の食事回数よりも1回多くなるように与えてみると良いでしょう。
フードをふやかす
ドライフードを与えている場合は、ドッグフードをふやかして与えてみるのも有効です。
ドッグフードと一緒に水分をとることになるので、少量でも満腹感を得ることができます。
満腹感が得られれば、慌てて食べることがなくなるので、早食いが直るワンちゃんもいます。
ドッグフードをふやかして与えると、早食い防止はもちろん、消化吸収がよくなりますし、尿路結石のリスクを減らすなどのメリットもありますので、一石二鳥です。
3.早食い防止のお皿を利用
早食いを直す為の一番のおすすめは、「早食い防止のお皿」を使用することです。
早食い防止のお皿は、突起物や食べる障害になるものが付いており、食べにくい仕様になっています。
老犬バーニーズに早食い防止皿を使ったら効果覿面でした! pic.twitter.com/snQzasMgZn
— びすけ物語 (@golden_bisuke) December 9, 2022
食べにくいので、一粒一粒拾うように食べ、食べ終わるのに時間がかかるようになっているため、早食いを直すのにはもってこいですよ!
ゆっくり食べることで満腹感も得られます。
あなたも、コース料理を食べて、途中でお腹がいっぱいになったりした経験があるのではないでしょうか?
ワンちゃんも一緒で、食べるのに時間がかかると、満腹感を得られるので、早食いをする子だけではなくダイエット中の子にもおすすめですよ。
早食い防止おすすめの食器5つ
早食いを直す手助けをしてくれる、餌入れを5つご紹介していきます。
1.早食い防止フードボウル
価格(税込) | 1,780円 |
サイズ | 20cm×20cm×4cm |
素材 | プラスチック |
こちらの「早食い防止フードボウル」は、様々な形状のものが選べます!
毎日形状が違うものを選ぶと、犬は形状の違いに戸惑い、自分で考えてご飯を食べるようになります。
余裕がある場合は2、3個購入すると良いでしょう。
ワンちゃんの知能教育にもなりますし、早食いの防止もできる優れた逸品ですよ。
2.早食い防止皿「グリーンフィーダー」
価格(税込) | 3,520円 |
サイズ | 29cm×22.5cm×7.3cm |
素材 | ポリプロピレン |
グリーンフィーダーは他のフードボウルに比べて大きめで、ワンコがフードを探しながら食べることができます。
こちらは筆者が実際に使用しているものです。
部屋の中にそのまま置いておいてもおもちゃやインテリアの様に見えます。
3.ゆっくり食べられる食器
価格(税込) | 1,416円 |
容量 | 約400ml |
素材 | 本体:メラニン樹脂 |
突起がお皿の中についているので食べ辛く、食べるのがゆっくりになります。
ワンちゃんの体の大きさに合わせたサイズを確認してください。
小型犬に大きいサイズを使うと、隙間が大きくてすぐに食べることができてしまうのでサイズ選びは慎重に。
4.OPPO(オッポ)フードボール
価格(税込) | レギュラー:3,300円 ミニ:1,980円 |
サイズ | レギュラー:17.5cm×17.5cm×14.5cm ミニ:11cm×11cm×8.5cm |
素材 | プラスチック |
OPPOフードボウルは、ゆらゆらコロコロと、前後左右に揺れることによって早食いを防止するタイプの餌入れです。
揺れるだけでなく、お皿の底も凹凸になっているので、犬にとって食べづらいのは間違いなし!
これなら、食べ終えるまでの時間が長くなりそうですね!
起き上がりこぼしのように、倒そうとしても起き上がろうとするので、お皿をひっくり返してしまうワンちゃんにもおすすめですよ。
サイズは、レギュラー・ミニの2種類展開です。
5.ELSPET 早食い防止フードボウル
価格(税込) | 4,990円 |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 44cm×26cm×8~29cm |
素材 | ステンレス |
早食い・丸呑み・食べ過ぎを防げるELSPETの早食い防止フードボウル。
おしゃれな見た目とウォーターボウル付きで、さらにお皿の高さの位置が調節可能なのが嬉しいポイント!
ご飯を食べるときの、愛犬の首の負担を軽減してくれますよ♪
年齢と共に、犬が餌を食べやすい高さは変わっていきます。
高さを4段階に調節できるので、長く愛用していけそうな餌入れですね!
早食い防止皿は「手作り」もできる
洗えるタイプのおもちゃを持っているのなら、早食い防止皿の「手作り」も可能ですよ♪
普段のお皿の中に、おもちゃを入れるだけ。
超簡単ですよね!
愛犬がご飯を食べようとすると、お皿の中でおもちゃが動いて食べづらいため、ゆっくり食べてくれるでしょう。
コストをかけたくない方は、是非手作りの早食い防止皿に挑戦してみてくださいね。
まとめ
早食いは犬の習性でもあり、体の作りによるものです。
- 早食い防止のフードボウルを使用する
- ごはんの回数を増やす
- フードをふやかす
我々飼い主が、安心できる空間や、早食い防止のお皿を用意してあげて、ゆっくり食べることが出来るように工夫をしてあげましょう。
おすすめの食器は、形状が複雑なもの。
数個違うものを用意して毎日変えることができたら尚良しです。
ダイエットや知育のためにも使用できるので、上手く利用してみてくださいね。