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下痢や嘔吐にも有効!犬の絶食の効果とやり方を徹底解説

下痢や嘔吐にも有効!犬の絶食、効果とやり方を徹底解説

管理人
管理人

こんにちわ!管理人の祥子(@dog_abc_jp)です。

我が家の愛犬が鼻の洗浄と歯石取りのためにプチ手術(?)をする機会がありました。

その時に「全身麻酔をかけるので、前日から絶食、当日は絶水してくださいね。」という獣医さんからの指示を受けました。

「えっ?絶食なんて避妊手術以来なんですけど?何時から食べさせちゃダメなの?」

と色々不安に思ったので、これを機に絶食について徹底的に調べてみました。

  • 絶食にはどのような効果があるのか
  • 正しい絶食のやり方
  • 健康のためには何日ぐらい絶食といいのか

など、下痢や嘔吐、麻酔時のためなど目的や症状別に詳しく解説していきますので、絶食に関して疑問をお持ちの方はぜひ読んでみてくださいね。

デトックスさせたい場合の方法についても載っています♪

絶食の目的と効果

絶食の目的と効果

目的 期待できる効果
1.応急処置 下痢、嘔吐の症状緩和 胃腸を休ませる
2.デトックス アレルギー改善 毒素排出 胃腸の調子を整える
3.治療 麻酔、手術、検査前など安全に治療する

絶食とは一定の期間全て、又は一定の食物を絶つ事を指します。

体調不良の改善からデトックスまで、色々な効果を期待できますが、まずはどのような効果を期待して愛犬の絶食をしたいのかきちんと目的を明確にしましょう。

目的を明確にした上で、その目的に合ったやり方で行うことが大切です。

間違えた方法では、絶食というかわいそうな思いをさせたのに、効果が出ないなんてガッカリする羽目に。

目的に合ったやり方は次の段落で詳しく解説していきます!

1.絶食の目的が応急処置の場合

下痢の場合

絶食を行ってもいい場合

下痢の場合

愛犬が下痢の時、絶食を行うことで腸を休ませ、症状が改善する場合があります。

もちろん、病院にすぐに行けるのであればそれに越したことはありません。

けれど、病院がやっていなかったり、症状が軽く2・3日自宅で様子を見てみようと言う場合もあるでしょう。

  • 生後9ヶ月以上である
  • 元気で食欲はある
  • 吐き気はない
  • 便の回数にはそこまで変化がない
  • 便に血液や透明のゼリー状のものが混じっていない

場合は、様子を見てもかまいません。

以下の方法で絶食を行なってみてください。

絶食する期間

6~24時間

絶食の期間に決まりはないのですが、最高24時間(1日)程度が目安です。

普段の食事の回数を「1回抜く」というイメージで良いでしょう。

1日2回食事を与えている場合、1回抜けば約24時間絶食、1日3回食事を与えている場合は1回抜くと約12時間絶食している計算になります。

普段の食事回数に合わせて調節してみてください。

ただし、水分補給は必要ですので「絶水」はいけません。

水や薄めたスポーツドリンク、野菜などのだしを取ったスープなどを少しずつ与えてくださいね。

絶食のやり方

1.、犬が下痢で、上記「絶食を行ってもいい場合」に当てはまっているかを確認

2、絶食を実行

3、絶食期間が過ぎた後、便の様子を確認

・便が正常又は排便なし
⇒消化の良い少量の食事を与えて様子を見て、問題なければ、いつもの1日量より少なめの食事を数回に分けて与えます。

・下痢、軟便が続く
⇒病院で診察してもらいましょう。

病院の診察が必要な場合

下痢を起こすということは、腸が炎症しているということです。

軽い食べすぎから悪性腫瘍まで、さまざまな原因が考えられます。

  • 生後8ヶ月未満
  • 熱が39.5℃以上ある
  • 下痢、軟便が続く
  • 便の色がいつもと違う
  • 吐き気を伴う下痢
  • 食欲がない、水を飲まない
  • 液体状態の便で血が混じっている
  • ぐったりした様子

場合は何かの病気が隠れているかもしれません。

絶食を行う前に、必ず病院で診察を受けましょう。

特に吐き気を伴う下痢や、液体状態で血が混じっている下痢の場合は早急に病院にかかることが大切です。

たかが下痢と思って放置せず、症状が続くようならかかりつけの獣医さんの指示に従いましょう。

参照元:こんな時どうしたらいい?【ライフ動物病院】

嘔吐の場合

絶食を行ってもいい場合

絶食を行ってもいい場合

犬には嘔吐と同じように口から吐き出す症状で、「吐き出し」「嚥下困難(えんげこんなん)」と呼ばれるものがあります。

種類 原因 症状
嘔吐 主に胃と腸管 吐物はある程度消化されている
下を向いて吐く
吐物は食べない
吐き出し 食道 食べ物が消化されていない
力強く前に飛ばすように吐く
戻した吐物はまた食べることがある
嚥下困難(えんげこんなん) 口腔か咽頭か食道 食べ物を飲み込むことができずに吐く
ヨダレを伴うこともある

まずは、愛犬の様子を確認し、症状が上記のどれに当てはまるかをチェックしてください。

絶食が有効なのは、嘔吐の場合です。

嘔吐の原因としては

  • 食べすぎ
  • 疾病
  • 誤食
  • 頭部の強打
  • お腹がすいている

などが考えられます。

このうち、お腹がすいている場合には、黄色~透明の液を吐きますので、この場合は絶食せず、ごはんの回数や時間、量を見直す必要があります。

ご飯の回数や量の目安を解説

草を食べて吐くなどの生理現象とは思えない嘔吐があったけれど、元気がある場合は、絶食をして様子を見てみましょう。

絶食する期間

まずは6時間絶食、絶水で様子見

水も与えてはいけません。

吐いて脱水するから、水をあげた方が良いと思いがちですが、飲んだ水の刺激によってさらに吐いてしまう場合があります。

嘔吐の場合は、まず絶食・絶水してみましょう。

絶食・絶水中に、のどの渇きを訴えるようでしたら氷を与えてみて、嘔吐する様子がないかを確認しましょう。

絶食のやり方

1、上記絶食を行ってもいい場合に当てはまるか確認

2、絶食を実行

3、絶食・絶水期間中に吐かなかった場合

  • 少量の水または薄めたスポーツドリンクを与える
  • 30分様子をみて、吐かなければ、少量の水を与える
  • さらに、30分様子をみて吐かないようなら少量の食事を与える

このように様子をみながら、少しずついつもの食事量に戻していきます。

消化のよい食事を与え、食欲があるかを確認しましょう。

病院の診察が必要な場合

  • ご飯を食べていないのに嘔吐が続く
  • ご飯や水を与えようとすると嘔吐が再発する
  • 嘔吐に下痢をともなう
  • 嘔吐に血が混じる
  • 吐物が糞や便に似ている
  • 元気がなく弱っている
  • 頻繁に吐く

このような場合は、病院で診察を受けましょう。

特に、幼齢や老齢の子は、吐くことが大きなダメージになりますので、注意してください。

よく吐くからといって安心しないこと

犬は毛を吐き出したり、慌てて食べて吐いたり、お腹がすいて吐いたりするので良く吐く生き物です。

実際に我が家の愛犬もしょっちゅう吐いています。

我が家の場合は、フードが消化できていないので、あわてて食べすぎることによる「吐き出し」だと思われます。

しかし、しょっちゅう嘔吐しているからといって安易に考えず、吐いた後は必ず嘔吐物の確認をすることが大切です。

普段と様子が違うときは診察を

普段と様子が違うと感じた場合は必ず獣医さんに診てもらってください。

便や嘔吐物を持っていくと診断の参考になる場合がありますので、念の為持参すると良いでしょう。

愛犬の変化に気づいてあげられるのはあなただけですよ。

参照元:犬の飼い方と病気【日本ベェツ・グループ】

2.デトックス目的の絶食

2.デトックス目的の絶食

私たち人間でも、健康や美容のために絶食するという考えがありますね。

それがワンちゃんにも当てはまるようで、デトックス目的で愛犬に絶食をさせる方もいらっしゃいます。

デトックス目的の場合、絶食というより「ファスティング」と言った方が個人的にしっくりくるので(笑)この段落では「ファスティング」呼ばせていただきます!

どっちでもいいわ~と思うでしょうが、しばしお付き合いください(*´ω`*)

ファスティングがおすすめできる犬

  • 健康で体力のあるワンちゃん(大前提)
  • アレルギー体質を治したい、改善したいワンちゃん
  • 毒素を出したいワンちゃん

栄養が必要な子犬は成長に支障をきたすので絶対にやめましょう。

当然、体力が落ちているシニアにもおすすめできません。

どうしてもやりたい場合は、ご飯を与えないのではなく、ご飯の量を半量にするなどの工夫をすると良いでしょう。

ダイエットならドッグフードの見直しを

ダイエットならドッグフードの見直しを

ダイエット目的でファスティングを行うのは個人的にはおすすめできません。

リバウンドの可能性大です。

ダイエット目的であれば、ドッグフードの見直しをすることをおすすめします。

ダイエットには、カロリーの低い馬肉のドッグフードなどもおすすめです。

馬肉のドッグフードに興味がある方はこちらの記事をどうぞ。
国産の馬肉ドッグフード、メリット・デメリットを解説

ファスティングの期間と方法

大前提として、ファスティングを実行する場合、水は与えましょう。

初めてのファスティング

食事の回数・・・1日1回、夜のみ
食事の量・・・量は通常の半分。
期間・・・1週間

2回目以降

1週目は1日おきにファスティングを行います。

2週目はまたいつもどおりの食事に与えます。

3週目は初日のみ、夜食事を与えて2日間ファスティングを行い消化の良い食事を与えます。

このように、徐々に期間を延ばし、最高3日までファスティングできると良いでしょう。

飼い主の心の強さが求められる

ファスティングで毒素を出すことは、皮膚の炎症を抑えたりアレルギー症状を改善することに有効です。

しかし、飼い主の心の強さが必要です。

私は実際にファスティングを愛犬に行ったことはありません(~_~)

デトックスに良いので挑戦してみたい気持ちはあるのですが、自分自身も絶食を試みて挫折しており、それを愛犬に求めるのはかわいそうな気がしてなかなかできません(笑)

愛犬にファスティングをしてあげられる方は、心の強い方なのだな~と感心します。

その心の強さが羨ましい・・・。

私のように、ファスティングを「かわいそう」だと思ってしまう方には絶対向きませんので、最初から試みないことをおすすめします(笑)。 

3.治療するための絶食

3.治療する為の絶食

安全に治療するために、手術の際や、歯科治療の際に、医師から絶食の指示がある場合があります。

その際は、必ずかかりつけの獣医さんの指示に従って、ご飯とお水を口に入れさせない時間を設けてあげましょう。

麻酔の場合

全身麻酔前の食事

日本の多くの病院は「食事は12時間前まで、水は当日朝から禁止」と言われるはずです。

これは麻酔中に食べたものを無意識に吐いてしまい、喉に詰まるのを防止するための指示です。

水は手術の6時間前までくらいは飲ませても大丈夫ですが、オペの開始時間や病院の方針で異なりますので、細かい指示はかかりつけの病院に従いましょう。

不明な点は自己判断せず、病院に問い合わせることが必須です。

ちなみに、うちの愛犬の全身麻酔の際は「朝一番で病院に連れてきてください。預かったら点滴をします」とのことだったので、夜21時以降は絶食、24時頃に器の水を捨てました。

「朝少しぐらいなら水を飲んでOK」とのことでしたが、我が家のワンコは早起きなので、知らぬ間にガブガブ飲まれると困るので(笑)

結果、問題なく歯石取りと鼻の洗浄を終えました♪

全身麻酔後の食事

無事に手術や検査が終わった後、特に医師からの指示がない限りは、ご飯は通常通り与えてかまいませんが、まずは少しだけ与えて様子を見るとより安心です。

絶食後に急に大量の食事を与えると胃に負担がかかる可能性も。

また、普段と違うことを体験して、食欲が落ちてしまう犬もいます。

そんなときは無理せず、少量から食べさせましょう。

よくある疑問

よくある疑問

ワクチンの場合

よく、質問されるのですが、ワクチン前は特に食事の制限はありません。

むしろ、きちんとご飯と水を与えて健康な状態で挑んでくださいね。

健康診断の場合

かかりつけの病院の方針や検査項目によって絶食・絶水の指示は異なります。

必ず、かかりつけの病院に問い合わせ、飲食可能な時間帯の確認を取りましょう。

まとめ

  • 絶食には下痢や嘔吐、体質改善などさまざまな効果がある
  • 健康管理のための絶食時は必ず水分補給をすること
  • ダイエットのためには絶食よりもドッグフードの見直しが大切
  • 突然長期間の絶食はNG
  • 手術前の絶食・絶水は医師の指示に従うこと

愛犬の絶食を行う際は、まず目的を明確にし、目的に合ったやり方を取り入れてください。

デトックスが目的の絶食と応急処置として絶食する場合を除き、かならず獣医さんの判断を仰ぎましょう。

素人の自己判断は危険です。

少しでも不安な場合はプロにお任せしましょう。

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