こんにちわ!管理人の祥子(@dog_abc_jp)です。
YouTubeやSNSでドッグフードを食べている人を見かけることってありますよね。
実は、私も実際に食べたことが何度かあります(笑)
ドッグフードの中には人間が食べても安心なレベルのものと、食べてはいけないレベルのものがあります。
お家で買われているわんちゃんは、飼い主が与えるご飯しか口にすることがありません。
ですから、「人が食べたら危険なドッグフード」より「人が食べられる安全なドッグフード」を愛犬に与えることができたら、とても安心だと思いませんか?
このページでは、
- 人間が食べても大丈夫なくらい「安心・安全なドッグフード」とはどのようなものか
- 人も食べれるドッグフードの選び方
を解説していきますので愛犬のフード選びの参考にしてみてください。
私が実際に食べたドッグフードのうち、「一番味がおいしい」と感じたドッグフード(ドライフード)もご紹介します♪
人間が食べることが出来るフードの2つの条件
人間が食べれるドッグフードの条件として以下が挙げられます。
このようなドッグフードは、人間が食べても大丈夫ですし、もちろん愛犬にも安心して与えることが出来ます。
詳しく解説していきます。
1.質の良い素材・原料を使用していること
お肉の品質が良い
「質の良い原料を使用していること」が、人間も犬も安全に食べられるフードの絶対条件の1つです。
しかし、残念なことに犬の餌の中には、人間用にできなかった原料(肉副産物等)を使用しているフードが多く販売されています。
- ミール
- 肉副産物
- エキス
これらの表記をしているドッグフードは、人が食べる部分以外の原料を使用している可能性があり、どのような肉を使用しているか分からないので注意が必要です。
ひどい場合には、いわゆる「4Dミート」と呼ばれるものを使用している可能性もあります。
⇒ ドッグフードの危険な原材料とは【安全フードの見分け方4つ】
肉以外の原料の品質も良い
お肉以外の原料の品質が良いことも、人が食べれるドッグフードの条件です。
ドッグフードには、廃棄寸前の野菜や果物が使用している場合もあります。
肉以外の原料は、詳細が公式サイトなどに書かれていないこともしばしばですが、販売元に問い合わせると、答えてくれます。
答えてくれないようなドッグフードは、危険です。
愛犬の為にも思い切って候補から外してくださいね。
原料の質が悪ければ、加工しても質が悪い
人間が食べることが出来ない原料を使用しているものは、ドッグフードに加工をしたところで、人が食べることは出来ませんし、大事な愛犬に与えるのも心配ですよね。
愛犬の事を本気で思うのであれば、人間が食べられるレベル(ヒューマングレード)のお肉や野菜を使用して作られている、質の良いドッグフードを選んであげましょう。
2.危険な添加物の使用がない
危険な添加物の使用がないのも、人間が食べられるドッグフードの特長です。
ドッグフードに添加物が使用される目的は、大きく分けて3つです。
- 栄養バランスを整える
- フードの品質を保つ
- 美しく、おいしく、食いつきを良くする
詳しく解説していきましょう。
①栄養バランスを整える
素材で足りない栄養を保つためにビタミン、ミネラル、アミノ酸等の添加物が使用されます。
バランスを整える添加物は、危険なわけではありませんが、そもそも素材がバランスよく配合されていれば、人工の添加物で補う必要がないのではないでしょうか?
多少の使用なら良いのでしょうが、栄養バランスを整えるために「たくさんの人工添加物」に頼っているドッグフードはお勧めできません。
②フードの品質を保つ
品質を保つための添加物の種類
ドッグフードの品質を保つためには、以下のような添加物が使用されます。
酸化防止剤 | ドライフードに含まれる油脂の酸化を防ぐ |
保存料 | 微生物そのものの繁殖を妨げ、保存性を高める |
保湿剤 | 有害な微生物が増殖するのを防ぐ、しっとりした質感を保つ |
PH調整剤 | 微生物を繁殖しにくくするために、製品のpHを酸性に調整する |
乳化剤 | 乳製品タイプのペットフードに使用。油脂と水分が均一に混ざるように調整 |
酸化防止剤は天然のものを
ドッグフードが酸化し劣化するのを防ぐために酸化防止剤が使用されます。
酸化防止剤の種類
酸化防止剤は天然、合成と2種類に分けられます。
天然の酸化防止剤 | ミックストコフェロール、クエン酸、ローズマリー抽出物(エキス)など |
合成の酸化防止剤 | BHA、BHT、エトキシンなど |
天然の酸化防止剤は、比較的安全で、体に悪影響を及ぼすことはありません。
しかし、合成の酸化防止剤は安全ではありません。
発がん性などの懸念も
合成の酸化防止剤の中には、日本では食品添加物としての認可を受けていないものや、人への発がん性が疑われるものもあるので、くれぐれも注意が必要です。
ドッグフードを選ぶ際は、「酸化防止剤を使用していない」、または「天然の酸化防止剤」を使用しているドッグフードを選びたいものです。
天然の酸化防止剤を利用したドッグフードは、合成酸化剤を使用したものに比べ、保存期間が短くなるというデメリットがありますが、健康には変えられませんね。
ミックストコフェロールやクエン酸、ローズマリー抽出物などが天然の酸化防止剤です。
⇒ 酸化防止剤を使用していないドッグフード「馬肉自然づくり」のレビュー記事はこちら
③美しく、おいしく、食いつきを良くする
見た目や食いつきを良くする添加物の種類
見た目や、犬の嗜好性を高め、食いつきを良くする添加物には以下のような種類があります。
着色料 | 収穫時期によって色のばらつきがあるドッグフードの見た目を整える |
増粘安定剤 | 缶詰やレトルトパウチに使用。しっとりした質感やとろみをつける |
発色剤 | 缶詰やセミモイストフードに使用。肉の色を保つ |
膨張剤 | お菓子タイプのフードに使用。ふっくらした食感を保つ |
香料 | 食品に臭いを付与または増強する |
甘味料 | 食品に甘みをつける |
詳しくは後述しますが、そもそも犬は人間と違って色の識別ができません。
そのため、ドッグフードに色をつける必要がありません。
着色料は「見た目を重視する人間のため」に使用されていると言ってもいいでしょう。
海外で禁止、日本でOKの添加物もある
発がん性を指摘されている「酸化チタン」や、海外では人への使用が禁止されている「赤色2号/赤色102号/赤色106号/黄色4号/青色1号」などといった着色料も、日本では許可されており、ドッグフードにも使用されています。
例え日本で許可されている添加物だとしても、海外で使用が禁止されているのであれば、不安ではありませんか?
人間にとっても、犬にとっても、着色料を使用していないもののほうが安全です。
安心・安全なドッグフードの選び方
当サイトでレビューした「馬肉自然づくり」のホームページには”人間用にさばいた馬刺し”と明記してある
激安フードは危険
安価なのには理由がある
人が食べられないドッグフードは「1,000円/kg」を切る様な安い価格で販売されていることが多いです。
この様な激安ドライフードは、危険な添加物の使用、質の悪い原料の使用に加え、カサ増しするために、犬が消化しづらい「穀類」をメインに使用していたりします。
安価で提供できる裏側には、それなりの理由があるのです。
長い目で見ることが必要
質の悪い、危険な添加物だらけのドッグフードを人が食べてみるなんて危険ですし、愛犬に与えるのも疑問です。
価格の安さに魅力を感じるのもわかりますが、月々のご飯代をケチったが故に、将来的に愛犬が病気にでもなってしまったら、本末転倒な気がしませんか?
病院に通うのだって費用がかかります。
日頃から愛犬の健康を考えたフード選びを心がけることが、愛犬にいつまでも健康で長生きしてもらえる秘訣ではないかと考えます。
ヒューマングレードの記載があれば安心
最近では、全ての原料に、人が食べられる素材を使用した「ヒューマングレード」のドッグフードがあります。
このようなフードは、 勿論、人が食べても安心です。
中には、素材や材料に自信があって、飼い主に食べてみることを勧めるようなドッグフードもあるのですよ!
品質に余程の自信がなければ「食べてみてください」とは言えないと思いますので、このようなドッグフードはとても安全といえるでしょう。
実際に私も、そのようなヒューマングレードのドッグフードを食べてみたことがあります。
自分も食べれるものを愛犬に与える事ができるので、非常に安心感がありました。
安心を得るために「手作り食」という選択肢もありますが、どうしても栄養が偏ってしまうため、愛犬の体調を考えるなら、ヒューマングレードの総合栄養食がおススメです。
当サイト「Aランク」のドッグフードはヒューマングレード品質ですので、良かったら見てみてくださいね。
犬と人の味覚と嗅覚の違い
私たち人間は、食べ物に「見た目」や「味」も重視しますが、犬がドッグフードを決める優先事項は「におい>食感>味」だと言われています。
見た目は一切関係ないため、着色料の必要性が全くないことがわかりますね。
犬の嗅覚について
人より優れた嗅覚
犬はほとんどの場合「におい」で食べるフードを選びます。
ドッグフードの「におい」が受け入れられないと犬はフードを食べません。
犬の嗅覚は人間に比べ約100万倍~1億倍優れています。
ただし、これは、100万倍もの強烈なにおいになるというわけではなく「薄くてもにおいを嗅ぎ取ることができる」ということです。
実際のにおいを感じる強さは、人間の10倍位です。
これを知ると、犬がまずドッグフードを選ぶ上で「におい」を重視するというのが納得できますね。
犬の好きなにおい
犬が好きなにおいは、獲物・群れ・家族・大小便・血液・体液・肉のにおい等です。
人間とは、大分、好きなにおいが異なりますね。
このことから、メインの食材に、犬の好きなにおいである「肉」を使用しているドッグフードならば、食いつきも良いことがわかりますね。
食いつきUPのために香料を使用している場合も
添加物である「香料」を使用して、犬の食いつきを良くしているドッグフードも販売されています。
しかし、本来ならば素材そのものに良い肉が使用されていれば、香料は特に必要がありません。
わずかな香りでも、犬は嗅ぎ分けることが可能だからです。
極力、香料を使用していないドッグフードを選んであげましょう。
ちなみに犬は飼い主の靴下のにおいも好きみたいなので、お留守番の時などに用意してあげるといいかもしれませんね(笑)
参考:ANA公式「【ドッグトレーナー監修】なぜ、犬の嗅覚はすごいの?人の何倍?どのくらいの距離まで嗅ぎ分ける?」
犬の味覚について
犬は味覚が弱い
実は、犬は味覚が鈍感です。
味は舌の表面にある「味蕾(みらい)」と呼ばれる部分で感じますが、味蕾が約1万個ある人間に対して、犬には約2千個しかありません。
人間よりも1/5とはるかに少ないので、人間の様に繊細に味を感じ取ることがありません。
人間でいう「味覚オンチ」というやつですね。
犬の感じる味覚について
犬の感じることのできる味覚は4種類です。
- 甘味
- 酸味
- 塩辛味
- 苦味
その中でも「甘味」と「酸味」には敏感で、「塩辛味」が鈍感で「苦味」はほとんど感じ取れないようです。
我が家の愛犬も、私がアイスクリームなどを食べているとしきりに欲しがりますが、甘いものに敏感で、美味しく感じるからなのでしょうね。
甘味料を使用しているおやつや餌もある
犬の味覚を利用して、犬のおやつやドッグフードには甘味料が使用されているものもあります。
こちらも、天然の甘味料ならば、そこまで神経質になる必要はありませんが、合成の甘味料は控えたほうがいいでしょう。
食いつきや嗜好性を高めれば、ワンちゃんは喜んで食べてくれますが、健康面で考えると添加物は使用されていないに越したことはありません。
犬はにおいに敏感、味には鈍感
このように、犬はにおいに敏感で、味には鈍感です。
ドッグフードを選ぶ上で、重視するのは「におい」なので「味」にはそこまでこだわりません。
ということは、極端に言えば、においさえ好むものを選んでおけば、粗悪な原料を使用していたとしても、ワンちゃんには判別できないということです。
しかし、味に鈍感だからと言ってどんなものを食べさせてもいいわけではありません。
味に鈍感なワンコだからこそ、飼い主である私たちが、厳選して、愛犬の体に良いフードを選んであげる必要があるのではないでしょうか?
実際に食べた人の感想まとめ
ここでは、実際にドッグフードを食べたことのある人の感想をご紹介していきます!
実際に当サイトで食べてみたドッグフード
まずは私から。
私が実際に食べてみて、味が良かった(?)ドッグフードベスト3をランキング形式でご紹介していきます!
1位.このこのごはん
これまで食べた中で、一番おいしいドッグフードだと思ったのは「このこのごはん」。
ニオイも味もかつお節に近い感じでした。
食感もかなりしっかりとしていて、食べごたえがありました!
犬の食いつきも抜群でしたよ♪
2位.馬肉自然づくり
2位にランクインしたのは馬刺し専門店が作った「馬肉自然づくり」というドライフード。
カリカリとした歯ごたえで、食べやすかったな~。
ニオイも控えめで、お出汁の香りみたいでした。
淡白な味なので、抵抗なく口にすることができると思いますよ(笑)
3位.オリジンドッグフード
一番、味が濃く感じたのが「オリジンドッグフード」。
濃いお肉の味でしたね。
酒のツマミになりそうな味でした。
オリジンドッグフードは食いつきが良いと言われるのも納得です(笑)
4位 うまか
ヒューマングレードを超える品質とうたっているドッグフード「うまか」。
食べてみると鰹節の香りと薄い塩味のスナックといった感じでした!
ドッグフード特有の香りがしないので、ウエッとならずにずっと食べられそうな感じです。
オイルコーティングしていないフードなのでサクサクで美味しかったですよ♪
「犬のおやつ」ってほぼ酒のツマミじゃね!?
「犬のおやつ」ってほぼ酒のツマミじゃね!?って「そんな馬鹿な!」と思った人は、この商品の数々を先入観なく見てみてください。
犬猫のおやつを食べた人の感想です!
炙ったり、味付けを工夫して食べているので読んでいて面白いですよ!
犬用はやはり生臭い香りがネックのようです。
「ドッグフードを6日間食べ続けた記録」が、正直すぎてオモシロいので紹介
今回ドッグフードを6日食べ続けたアン・カデットさんが選んだのは、ドライドッグフードの「Kibble」。
味付けはビーフからチキン、野菜をはじめ9種類から選べる。では早速、日を追って彼女の記録を覗いてみることにしよう。
引用元:食費節約のためにドッグフードを6日間食べ続けた女性の正直すぎる記録がマジでオモシロい!「アゴが疲れる」「北朝鮮の缶詰?」など |exciteニュース
どのサイトでも、実際に食べてみて、においが強い、食感(歯ごたえ)がしっかりしている、甘い、味が薄い などといった感想がありましたね。
ですが「美味しい」と言い切っている人はいませんでした。
美味しいか?と聞かれると、わたしも「まずくはないけどね~」という感じ(笑)。
やはり、ドッグフードは犬の嗅覚や味覚に合わせてつくられているのでしょうね。
ちなみに、どのサイトでも、ドッグフードを人間が食べることを推奨はしていません。
もちろん私も推奨はしません(笑)。
実際にあなたが食べてみる時は、私のように、ヒューマングレードの素材を使用したドッグフードを選んでくださいね。
⇒ プレミアムドッグフードランキング!口コミで評判の餌はどれ?
まとめ
人間も食べれる「ヒューマングレード」のドッグフードなら愛犬に与えるのも安心です。
- 質の良い素材・原料を使用していること
- 危険な添加物の使用がないこと
このようなドッグフードを選んであげましょう。
簡単に見極める方法の1つとして値段があります。
激安フードは、粗悪な原料を使用していたり、添加物まみれだったり、不安でいっぱいです。
普段のドッグフード代をケチって愛犬の体調が崩れてしまっては元も子もありません。
愛犬にいつまでも長生きしてもらい、健康でいてもらうためにも、ドッグフードの原料、品質はきちんと確認しましょう。
愛犬の体のことを第一に考え、自分も実際に試してみようと思えるようなドッグフードを選んであげてくださいね!