こんにちわ!管理人の祥子(@dog_abc_jp)です。
日本で一番売れているといわれているユニチャームのドッグフード「愛犬元気」。
ホームセンター・スーパー・ドラッグストアなど、どこでも見かけますね。
しかもとてもリーズナブルなことで有名です。
しかし、「そんなに安くて大丈夫?」と思う飼い主さんもいるでしょう。
ドッグフードは愛犬が毎日食べるものだから、品質や安全にもこだわりたいですよね。
今回は、「愛犬元気」について、詳しくみていきましょう!
愛犬元気の総合評価|Cランク
商品名 | 愛犬元気 全成長段階用 ささみ・ビーフ・緑黄色野菜入り |
総合評価 |
Cランク A~Cの3段階で評価 当サイトの評価基準は【ドッグフード一覧ランキング】にて解説 |
評価項目 |
第一原料:× 穀類(トウモロコシ、小麦粉他) その他原料:× 肉類(チキンミール他)、ビートパルプ 酸化防止剤:◎ ミックストコフェロール、ハーブエキス 人工添加物:× 着色料(赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号) |
原産国 | 日本 |
第一原料産地 | 不明 |
内容量と価格 | ・1,260円/2.3kg ・2,230円/6kg ※全て税込、アマゾン参考価格 |
対応年齢 | 1歳~ |
販売元 | ユニ・チャーム |
公式サイト | 公式ページを確認する |
特徴 | 国産コスパ |
愛犬元気は、Cランクです。
犬が消化しづらい穀物がメインである点や、不必要な着色料が使われている点が気になりました。
国産のドッグフードではありますが、実際に国産の原料を使用しているのかもわかりません。
唯一の良いところは、見慣れたフードなので親近感があり、とにかく安いということだけでしょうか。
昔からあるドッグフードなので「愛犬元気」を愛犬に食べさせている方も多いと思いますが、個人的には違うドッグフードも視野にいれることをおすすめしたいです。
愛犬元気の原材料を評価
豊富なラインナップの中から「愛犬元気|ささみ・ビーフ・緑黄色野菜入り」の原材料について解説していきます。
穀類(トウモロコシ、小麦粉、コーングルテンミール、フスマ、パン粉、コーングルテンフィード等)、肉類(チキンミール、チキンエキス、ササミパウダー、ビーフパウダー等)、豆類(脱脂大豆、大豆エキス)、動物性油脂、魚介類(フィッシュミール、フィッシュエキス)、野菜類(ビートパルプ、ニンジンパウダー、カボチャパウダー、ホウレンソウパウダー)、ビール酵母、ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、ナトリウム、リン、亜鉛)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、着色料(赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)、ミルクカルシウム
主原料が穀物
犬は穀類の消化が苦手
愛犬元気の原材料表には、穀類が最初に記載されています。
原材料名の表示は、通常、使用量の多い順に記載されるので、愛犬元気には穀類が一番多く含まれていることになりますね。
犬は本来肉食動物であるため、穀類を消化することは苦手と言われています。
アレルギーの原因にも
穀類がメインだと、蓄積されて穀物アレルギーの原因になることも。
特にトウモロコシ、小麦、大豆はアレルギーの原因になりやすいといわれていますよ。
グレインフリー(穀物不使用)とまではいかなくても、せめて肉類がメインのドッグフードであることが望ましいですね。
〇〇等の曖昧な表記が気になる
主原料である穀類や肉類の欄に「〇〇等」という記載があります。
ほかに何が入っているのかわかりません。
教えてほしい・・・
その中にアレルギーの原因になるものもあるかもしれないので、このような曖昧な表記はマイナスポイントです。
ミールやパウダーの記載が多い
「チキンミール」などの「〇〇ミール・〇〇パウダー・〇〇エキス」といった原料は、どのような品質の、どのような部位のお肉を使用して作られているかわかりません。
加工過程で使った添加物もわからないので、不安な原料の1つです。
公式サイトを見てみても、ミールに関しての記述は、「動物性タンパク源として重要な原料」とだけ。
品質や使用部位について触れられていませんでした。
動物性油脂の使用
動物性油脂という表示では、何の動物の油脂なのかわかりません。
大事な愛犬にどんな動物の脂かわからないものを与えるのには抵抗がありますよね。
特定の肉類にアレルギーのあるわんちゃんにも注意が必要な原材料です。
⇒ ドッグフードの危険な原材料とは【安全フードの見分け方4つ】
脱脂大豆、大豆エキスの使用
脱脂大豆とは、食用油を搾り取ったあとの残りカスで、鼓張症を引き起こす原因になるといわれています。
大豆に比べアミノ酸が少ない脱脂大豆には様々な問題点があるので、それを補うため「ヨウ素」や「亜鉛」を加えることに。
それに加えて、大豆はアレルギーを起こしやすい原料の1つですので不安がいっぱいです。
合成添加物の使用
不要な着色料の使用
ニオイで食べ物を判断する犬にとって不必要な合成着色料が使用されているのも気になりました。
肉とか野菜を色でわけても、残念ながらワンちゃんには全く興味がありません。
着色料については、私達人間の購買意欲を掻き立てるために使用しているようなものなのです。
害こそあれど、着色料にはメリットが1つもないと感じます。
発がん性のある着色料もある
また、合成着色料の中には、発がん性の認められている危険なものが存在します。
愛犬元気でも使用されてい赤色102号や黄色4号は、特に注意したい添加物です。
もちろん、着色料入りのフードを食べることですぐに健康被害があるわけではありませんが、蓄積されることで体に負担がかかる可能性があり、できれば避けたいところです。
酸化防止剤は天然成分
愛犬元気で使用されている酸化防止剤はミックストコフェロールなどの天然成分です。
制限されているエトキシキン・BHA・BHTなどの合成酸化防止剤は使用していません。
この点に関しては、評価出来る点と言えるでしょう。
産地が不明
「穀類・野菜はどこで作ったの?」
「どこの国の肉なの?どうやって育ったの?」
「肉のどこの部分を使っているの?」
悲しいことに、穀類、肉類、野菜すべてにおいて、何の記載もありません。
原材料に自信があるメーカーは、ちゃんと「〇〇産の肉で、どの部位を使っている」とか、「〇〇産」の野菜を使っていますとかアピールしていますよね。
また、ドッグフードは最終加工工程をした国を「原産国」として記載するため、原材料そのものが実際にどこの国でつくられたのかわかりません。
例えば、ドライドッグフードを押し出し成型工程した国が日本ならば、原産国日本と表示できるのです。
最近、国産表示のドッグフードが多いですが、大丈夫なのでしょうか‥。
ドッグフードのキャリーオーバーとは
ドッグフードを選ぶときに、原材料表に表記されているもの以外にも「キャリーオーバー」に注意する必要があります。
キャリーオーバーの意味
通常、原材料表に表示する義務があるのはペットフードの製造過程で使用した添加物です。
しかし、ペットフードに使用している「原材料に使われた添加物」に関しては表示の義務はありません。
人間の食べ物でいうと、おせんべいに使用された醤油に使われた添加物は原材料表に表記しなくても良いのです。
このように、表示の義務を免除された添加物をキャリーオーバーと言います。
「無添加」表記に注意
プレミアムフードや安全性にこだわったフードには、「鶏油(ミックストコフェロールで酸化防止)」のように、原材料に使用した添加物について表記しているドッグフードもあります。
しかし、多くのドッグフードは表記していないのが現状です。
上記を踏まえると、「無添加」と書かれていても、100%安心ではないのだと感じますね。
ドッグフードの原料ラベルに添加物が記載されていなくても、原料自体に添加物が含まれている可能性が十分にあるのです。
本当の無添加にこだわる方は、メーカーに直接問い合わせるか、加工された原料の使用がないドッグフードを選ぶと安心ですね!
参照元:ペットフード安全法 表示に関するQ&A【農林水産省】
愛犬元気の場合
愛犬元気は、「ミール」や「エキス」など、原材料の時点で加工されているものが多いです。
キャリーオーバーを否定することはできないため、やや不安が残ります。
愛犬元気のラインナップを紹介
愛犬元気には様々なシリーズがあり、ドライフード、ソフトタイプ、ウエットタイプ(缶)から選べるようになっています。
ドライフード「愛犬元気」
ベーシックなドライフードシリーズです。
- 全成長段階用
- 健康に育つ子犬用
- 7歳以上用
- 10歳以上の中・大型犬用
- 13歳以上用
- 肥満が気になる愛犬用
- 肥満が気になる7歳以上用
- 小型犬用
- 小型犬|低脂肪
- 柴犬用
- 柴犬用7歳以上用
今回ご紹介した「愛犬元気 ささみ・ビーフ・緑黄色野菜入り」もこのシリーズに含まれます。
ドライフードのラインナップは、体のサイズやライフステージ別に選べるようになっています。
その他、小型犬用と柴犬用も販売されています。
なぜか犬種別ドッグフードが柴犬用だけなのが少々気になります(笑)
ソフトタイプ「愛犬元気パックン」
柔らかいのでシニアにも◎
愛犬元気にはソフトタイプの「愛犬元気 パックン」シリーズがあります。
- 全成長段階用
- 7歳以上用
- 10歳以上用
- 13歳以上用
- 小型犬用
- 鶏ささみ入り全成長段階用
- 鶏ささみ入り13歳以上用
やわらかくて食べやすいので歯の弱いワンちゃんやシニア犬でも食べやすそうなシリーズです。
こちらも、体のサイズやライフステージ別に選べるようになっています。
そして、やはり何故か犬種別が柴犬用のみ(笑)
ユニチャームは、柴犬押しのメーカーなのかな?
原材料はドライとあまり変わらない
穀類(パン粉、小麦粉、トウモロコシ)、肉類(チキンミール、チキンエキス、ビーフミール、ポークミール)、糖類(ブドウ糖果糖液糖、オリゴ糖)、豆類(脱脂大豆、おからパウダー)、動物性油脂、ビール酵母、ハーブ、野菜類(ニンジンパウダー、カボチャパウダー、ホウレンソウパウダー)、魚介類(乾燥小魚)、チーズパウダー、プロピレングリコール、グリセリン、ミネラル類(カルシウム、塩素、銅、鉄、ヨウ素、ナトリウム、リン、亜鉛)、乳化剤、保存料(ソルビン酸K)、pH調整剤、調味料、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、K、コリン、パントテン酸)、着色料(二酸化チタン、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)
気になる原料ですが、ざっと目を通したところ、ドライフードシリーズ同様、穀類が主原料で、合成添加物の使用もあり、あまりオススメ出来ない内容でした。
パックンというネーミングはなかなか可愛いんですけどね(--)
ウェットタイプの缶詰「愛犬元気お肉たっぷり」
缶詰「愛犬元気お肉たっぷり」シリーズですが、こちらはスーパーやホームセンターでよく見かけますね。
肉類(チキン、ビーフ、チキンエキス等)、でん粉類(コーンスターチ等)、穀類(小麦粉等)、動物性油脂、ミネラル類(Cl、Cu、Fe、K、Mn、Na、Zn)、増粘安定剤(カラギーナン)、着色料(二酸化チタン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸)、発色剤(亜硝酸Na)
375gで100円前後という安い価格は家計に優しいですが、原料を見ると「着色料」や「発色剤」が使われていました。
残念ながらあまりおすすめは出来ません。
当サイトに投稿された「愛犬元気」の口コミ・評判
強い利尿作用
いつもの餌が売り切れだったので買ってみました。
匂いがとてもキツイですが食いつきはとてもいいと思います。
しかし食べた日からものすごい量のオシッコをするようになり、家のトイレもあふれるほど。
留守にするので長時間用のトイレシートを使いますが、いっぱいになって溢れることなんて初めてです。
散歩に出ても、オスですが一箇所で20秒もオシッコしている。
4日連続でトイレシートから溢れるほどだったので一袋目の途中でしたが止めました。
犬に合う合わないあるでしょうが、うちの犬にはなにかの成分が合わなかったようです。
何故害があると決めつけてるのかわからない
安物は駄目と言う方が多いみたいですがもしそれで害があれば愛犬元気はこの世からなくなってると思います。
高級で安全なエサがいいと言う根拠がわからない 笑
エサでお金かけて健康で長生きするかはその犬の体質で変わるとおもいますが、、笑
人間でもお金持ちで健康なご飯食べてても早く死ぬ人は死ぬのと同じだと思うんですが
一番犬にとって長生きできるのは愛情たっぷり接してあげることが長生きの秘訣だと私は思っています。
私も最初の頃はお高い安全なエサを与えていましたが結果外耳炎になったり皮膚トラブルがでて愛犬元気を近所の方に勧められて与えてみたら病院に行ったりして完治して再発もすることなく健康診断でも問題なしでした!
穀類がダメってかなり古い情報なんだが?
ロイヤルカナンとか肉主体でグルテンフリーの高級ドッグフードがもてはやされ、小麦粉とか穀類主体は安いドッグフードの代名詞!消化に悪いしアレルギーが!って色んなサイトでまことしやかに書かれてた頃に、ドーン!と覆す研究結果。もう何年も前なんだが知らないのか、それまでの古い定説でドヤ顔で評価されても・・・
驚愕過ぎたのかそれまで右習えだったクセに一斉にそれ以降に書かれてる批評には穀類を悪く書かずに評価も変わってたのを覚えてる。
研究結果で穀類が少ないドッグフードやグルテンフリーは、特に大型犬に心不全が多く出る事が判明したのを知らずに徹底評価されても(  ̄▽ ̄)
それに何代も色んな犬種飼って愛犬元気だけできたが、全て14歳以上と長生きしてるんだが?
獣医や研究者や分析センター員でもない人の単なるネットで調べたとか、誰々がそう書いてたからとかの横流しレベルで徹底評価されてもな。デマ流されてメーカーも可哀想だな~
そんなに薬害みたいに悪い成分で健康害するフード作ってたら世の中何万といるオーナーから訴訟になるし、普通に考えてたかだか、1000円以下の販売品に儲けを考えても数円程度。そんな品に大手メーカーが会社の信用度を下げ自らリスクを犯してまで粗悪品を販売しない。分析に掛けず成分表示だけでワーワー評価するのは素人学生レベル。
それに、勝手に決めつけて悪評し不特定多数が閲覧するネットを介し拡散する行為はメーカー側に対する名誉既存、風評被害に当たると思う。
安価だと手を出すと治療費がかかります
昔から販売されている名の知れたフードだからまさか危険なものではないだろうと安易に購入してしまいました。他のフードと混ぜて与えたのですが、食いつきも決して悪くなく、大丈夫そうだと思っていたところ嘔吐や下痢の症状が。愛犬元気のせいだとすぐに気づかずにいたところかなりの量の血便が出て慌てて獣医さんに診て頂く羽目に。点滴や投薬の処置を受け、時間外だったこともあり高額の治療費がかかりました。費用の事より何より、愛犬の健康をこれほど害してしまうフードがずっと販売されていることが怖い。何を食べても体調を崩さない丈夫なワンちゃんも沢山いると思いますが、センシティブなワンちゃんや、特に若いワンちゃんには絶対にお勧めできません。愛犬元気を与えなくなると下痢や軟便の症状も完全に治まりました。血便の原因はこれ以外に考えられません。勉強不足だったと反省しています。愛犬の命にかかわります。フードは飼い主の責任で勉強して本当にきちんと選んであげないといけませんね。
食い付き良い
低評価を良く聞きますが
人間が勝手に解釈してるに過ぎず
犬が これは駄目だと話したのですか?人間が勝手に騒ぐだけで
日本犬の場合、日本の食生活に慣れ、やや腸も長く昔のように味噌汁かけ御飯までは行かずとも多少の穀物は必要だと認識します
前に飼ってた犬も これで平均寿命より長生きして病気知らずでした
個体差で合う合わないはあるでしょうが
我が家の犬は合ってます
当サイトで調査した「愛犬元気」の口コミ・評判
食いつきが良い
食べやすく犬たちも喜んで食べてます。うちは、この銘柄があっていると想います
食いつきが良いという意見が多く見られました。
食べてくれることは一番うれしいことですが、添加物の多さはきになりますね・・・
涙やけがひどくなった
前にAmazonさんではないですが、スーパーで買ってマルチーズに与えてましたが、とりあえず目ヤニと涙焼けがすごかったです。
なので気にするわんちゃんはやめた方がいいです。我が家はすぐ辞めたら、涙焼けがなくなりました
目やにや涙やけがひどくなったという口コミを見つけました。
添加物や穀物が多く使用されているので、アレルギーなどを起こしてしまった可能性があります。
敏感なワンちゃんは避けたほうが良いかもしれませんね。
コスパが良い
コスパの良さが魅力!
量の多さと安さ!コスパの良さが魅力です。うちの愛犬は喜んで食べてます。またリピートさせていただきますね。
コスパが良いので重宝しているといった意見も多く見つかりました。
確かに1kg2,000円以上するプレミアムフードに比べると、1kg500円程度とかなり安いです。
多頭飼いの家庭にはありがたいことは確かです。
まとめ
国産ドッグフード愛犬元気は、添加物や穀物の使用があり、安全性に不安のあるフードだと思います。
- 穀物メインのドッグフード
- 肉はミール・パウダーのみ
- 危険な着色料を使用している
- コスパは良い
「安いし食いつきがいいから、このフードにしよう」と決めるのではなく、いつまでも健康で長生き出来るようなドッグフードを選んでほしいです。
それぞれ家庭の事情もあるかもしれませんが、愛犬の健康のために、せめてもう少し食事にお金をだしてほしいなぁと思います。
飼い主さん側の意識向上で、国内メーカーのドッグフードを育てていければいいですね。