こんにちわ!管理人の祥子(@dog_abc_jp)です。
最近、原材料に魚を使用したドッグフードの種類が増えてきました。
愛犬の健康のために、魚のドッグフードを試してみたい。
だけど、種類が多すぎて「どの種類を選んだらよいか分からない」とお悩みではないですか?
そこで、このページでは
- 魚系のドッグフードの効果
- 魚系ドッグフードの選び方
- 魚系ドッグフードのおすすめ商品
をお伝えしていこうと思います!
お魚ベースのドッグフードの選び方をマスターして、ぜひ愛犬のフードに取り入れてみてくださいね。
魚ベースのドッグフード5つの効果
まず始めに、魚ベースのドッグフードの「5つの嬉しい効果」について解説します。
1.肥満予防・改善
魚は高たんぱくでありながら、低脂肪・低カロリーなため、肥満予防や健康的なダイエットに向いています。
魚は低脂肪・低カロリー
ダイエットする時に注目すべき点は「低脂肪」「低カロリー」であることです。
ですが、愛犬にダイエットさせようと思って単に「カロリーだけを減らす」「与える量を減らす」のは良くありません。
体重自体は減りますが、生きていく上で重要な「筋肉」も減ってしまいます。
タンパク質はしっかり摂れる
犬の筋肉や 血・骨・皮膚・被毛を作るために必要な成分は「たんぱく質」。
魚は、その「たんぱく質」をしっかり摂ることができます。
肉類と同等、魚類の多くはアミノ酸スコア100の良質なタンパク質です。この魚肉のタンパク質は肉類と比べ基質タンパク質(すじの部分)が少なく、消化しやすいという特徴を持っています。
引用元:魚介類(鮭,マグロ,ツナ缶など)のタンパク質について解説!含む量や調理法などを紹介【森永製菓】プロテイン公式サイト
なおかつ余分な「脂肪」や「カロリー」が少ないためダイエット向きの原料だと言えるでしょう。
2.アレルギー予防
口にする機会が少ない
魚ベースのドッグフードは、肉ベースのフードに比べると流通が少ないです。
愛犬に与えたことがない方が多いと考えられますので、アレルギーの予防策として有効です。
犬がアレルギーを起こす原因の1つとして、「口にすることが多いから」ということが挙げられます。
犬の食物アレルギーは「たんぱく質」や「炭水化物」に対して反応を起こすことが大半ですが、基本的に「初めて食べたもの」に対して反応を起こすことはありません。
そのため、ドッグフードを「今まで食べたことがないたんぱく源」に切り替えることがアレルギー予防に役立ちます。
またフードローテーションの一つとしても取り入れやすいですよ。
アレルギーになりやすい原料とは
よくドッグフードに使用されている原料は、穀類であれば小麦やトウモロコシ、大豆。
肉類であれば、鶏肉や牛肉などです。
よく使用されているだけあって、「アレルギーを起こしやすい原料」とも言われています。
その点、魚ベースのドッグフードは、あまり使用されていないたんぱく源ですので、アレルギー対策にはもってこいです。
3.認知症(痴呆)予防
DHAやEPAを含んでいる
魚には、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が含まれているため、認知症の予防としても最適です。
DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)の効果として
- DHA・・・脳の発達促進や痴呆予防、視力低下の予防など
- EPA・・・血栓予防、抗炎症作用、高血圧予防など
が挙げられます。
特に日本犬におすすめ
たくさんいるワンちゃんの中でも、特に認知症にかかりやすいと言われているのが日本犬です。
柴犬をはじめとした日本犬は、長い間魚を中心とした食生活を送ってきたため、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)の要求量が多く、現在の肉中心のフードではDHAやEPAが足りず、認知症を起こしやすいんだとか。
愛犬がシニア期に突入し、痴呆やボケを防止したい場合、魚ベースのドッグフードを視野にいれると良いかもしれませんね。
4.毛艶の改善
魚の脂肪にはEPAを始めとした、「オメガ3」と呼ばれる不和脂肪酸がふんだんに含まれているため、被毛の毛艶・毛並みを良くする効果が期待できます。
ただし、毛艶を良くしたい場合「オメガ6」と呼ばれる不和脂肪酸との「バランス」も重要になりますので、毛艶改善が目的であれば、オメガ6とのバランスにも着目しましょう!
5.胃腸に優しい
魚ベースのドッグフードは、消化吸収に優れているため、愛犬に負担なく与えることが出来ます。
犬におけるたんぱく質の消化吸収率は
- 動物性・・・・約90%
- 植物性・・・約75%
と言われています。
植物性たんぱく質が主原料のドッグフードは、食物繊維を含むため消化率が悪く、本来肉食の犬にとって負担が大きいです。
その点、魚ベースのドッグフードは肉同様、高い消化率を示しているので安心して与えられるでしょう。
胃腸の弱ったワンちゃんやシニア犬などに良さそうですね。
参考:【獣医師が解説】犬・猫は魚を食べていい?魚を原料としたペットフードのメリットとは【帝塚山ハウンドカム通信】
魚ベースのドッグフードを選ぶ4つのポイント
魚ベースのドッグフードに期待できる効果がわかったところで、選び方のポイントを解説して行きたいと思います!
「魚が入ってれば何でもいい!」というわけではないので、きちんと選び方をマスターして、愛犬により良いドッグフードを選んでくださいね♪
1.たんぱく源が魚だけのものを
魚系のドッグフードを選ぶなら、「肉」が入っていないドッグフードを選びましょう。
特に「アレルギーの予防」を目的として魚のドッグフードをお探しなら、お肉が入っていないことは、絶対に外せないポイントです。
「主原料が魚」とうたっていても、原料を確認すると、肉が使用されているケースは多々あります。
アレルギー予防をしたいのに、アレルゲンとなりうる「チキン」や「ビーフ」が入っていては台無しです。
必ず、ご自分の目で、原料ラベルを確認する習慣をつけましょう。
2.種類や品質が明確なものを
魚の種類を確認する
使用されている魚の「種類」や「品質」が明確かを確認しましょう。
「白身魚」「青魚」とざっくり記載されているものはNGです。
魚はアレルギーを起こしづらい食材ではありますが、アレルギーになる可能性はゼロではありません。
万が一アレルギーを起こした際に、原因の特定がしやすいように「サーモン」「ニシン」など、使用している魚の種類が明確なドッグフードを選びましょう。
原産地も確認しましょう
また、どのような環境で育った魚なのかも要チェックです。
天然魚なのか、養殖魚なのか、明確に記載されているドッグフードほど安心です。
養殖の場合、「抗生物質・ホルモン剤不使用」などの表記があるかを確認すると良いですね。
原料1つ1つの品質を、公式サイトなどで詳細に記載しているか、是非チェックしてみてください。
3.グレインフリーのドッグフードを
魚以外の原料が、アレルギーに配慮されているかも要チェックです。
小麦、トウモロコシ、大豆などは、犬がアレルギーを起こしやすい原料です。
これらの「アレルギーを起こしやすい穀類」が使用されていないかもきちんと確認しましょう。
グレインフリー(穀類不使用)のドッグフードなら更に安心です。
せっかくアレルギーに対応できる、魚系のドッグフードを選ぶのです。
その他原料にも、是非こだわりましょう!
⇒ 穀物不使用!グレインフリードッグフードはどんな効果があるの?おすすめのフードも紹介
4.無添加のものを
合成添加物が無添加のものを選びましょう。
ドッグフードに使用されている添加物として、「酸化防止剤」「香料」「着色料」などがあります。
これらの添加物は、保存期間を長くするため、犬の食いつきを良くするため、見た目を良くするために使用されますが、本来入っていないほうが良いものです。
「天然物」を原料としてつくられた添加物の場合は、さほど心配する必要はありません。
しかし、合成添加物は愛犬の体の負担になるだけです。
原料ラベルを確認し、合成添加物の使用がないかは必ずチェックしてくださいね。
合成添加物の例・・・BHT、BHA、エトキシキン、青色○号、赤色○号など
添加物に関してもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
おすすめの魚系ドッグフード比較ランキング
それでは、私がおすすめできる魚系のドッグフードをランキング形式でご紹介していきます!
第1位 アカナ|パシフィカドッグ
価格 | ・8,580円/2kg ・20,900円/6kg ・29,700円/11.4kg |
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主原料 | 生の丸ごとニシン |
タンパク質 | 35% |
脂質 | 17% |
私がおすすめする魚ベースのドッグフード第1位はアカナ|パシフィカドッグです!
カナダの冷たい太平洋でとれたニシンやイワシなどの新鮮な魚をたっぷり使用したドッグフードです。
もちろん、消化しづらい穀物や人工添加物は一切不使用です。
肉や穀物にアレルギーのあるワンちゃんでも安心して与えられるでしょう。
産地も明確ですし、何よりも原料の約70%に魚を使用している点が凄い!
食いつきにも期待ができそうです。
自然の食材から栄養を賄えるようになっているため、栄養添加物の使用が最小限におさえられている点も素晴らしいですね!
第2位 オリジン|6フィッシュドッグ
価格 | ・8,580円/2kg ・20,900円/6kg ・30,800円/11.4kg |
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主原料 | 新鮮丸ごと大西洋サバ |
タンパク質 | 39% |
脂質 | 18% |
アカナとどちらを1位にするか、非常に迷ったのが「オリジン|6フィッシュドッグ」です。
アカナと同じメーカーから販売されているオリジンは、「アカナの上位版」とも言われています。
「オリジン|6フィッシュドッグ」の魚の割合を見ると、原料のなんと85%!
アカナに含まれる魚の割合を、余裕で上回っています。
惜しくも1位にならなかった理由は、「たくさんの種類の魚を使用しているから」です。
サバ、ニシンをはじめとする6種類の魚を使用しているため、すでに何らかの魚にアレルギーを持っているワンちゃんには使用しづらいと感じました。
とはいえ、「高たんぱく」「低炭水化物」「グレインフリー」「ヒューマングレードの原料」で素晴らしいドッグフードであることに間違いありません。
ちなみに、アカナとオリジンはカナダの自社工場で作られていますよ。
第3位 カナガンドッグフードサーモン
価格 | ・4,237円/2kg(定期コース) ・4,708円/2kg(通常購入) |
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主原料 | 生サーモン |
タンパク質 | 30% |
脂質 | 12% |
カナガンドッグフードサーモンは、動物愛護先進国イギリス生まれのプレミアムドッグフードです。
主原料のサーモンをはじめとするヒューマングレードの魚原料をたっぷり50%以上使用しています。(ヒューマングレードの食品加工工場から仕入れ)
魚の他には、えんどう豆やさつまいもなどを使用し、犬の消化器官に負担となる穀物は一切不使用のグレインフリーです。
さらに、香料・着色料不使用と、健康的な犬の体を維持するために作られたドッグフードですよ。
第4位 アーテミス|オソピュアグレインフリー|サーモン&ガルバンゾー
価格 | ・2,750円/1kg ・9,460円/4.5kg ・18,150円/9.9kg |
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主原料 | フレッシュサーモン |
タンパク質 | 24% |
脂質 | 14% |
アメリカの「ホールドッグジャーナル」という犬専門雑誌で、最高級品質と評価され続けている「アーテミス社」の製品です。
人間が食べられるレベルの原料を使用し、たんぱく源をサーモンのみに絞っています。
「サーモン」のEPA含有量は、アカナの主原料である「イワシ」とほぼ同等量ですが、認知症や視力低下予防に効果的な「DHA」がイワシより多く含まれています。
また、サーモンには強力な抗酸化作用がある「アスタキサンチン」という成分が含まれています。
シニア期を迎えたワンちゃんに特にオススメです!
第5位 ロータス|グレインフリーフィッシュレシピ
価格 | ・495円/80g ・3,960円/800g ・9,790円/2.27kg ・20,350円/5kg |
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主原料 | イワシ |
タンパク質 | 25% |
脂質 | 14% |
5位のロータス|フィッシュは主原料に、天然のイワシ、タラを使用してます。
着目すべきはその製法。
1粒1粒をオーブンで焼きあげているという、オリジナリティー溢れる商品です。
粒の形もパッケージも可愛いので、飼い主の気分が上がること間違いなしです。
もちろん、グレインフリー&全ての原料がヒューマングレードなので安心して愛犬に与えられますよ。
魚系おすすめドッグフードの一覧表
ランクインした5つのドッグフードの価格や主原料をまとめたので参考にしてください♪
まとめ
魚ベースのドッグフードは、肉ベースのドッグフードに負けず劣らず魅力的だということがわかりました!
- 低カロリー・低脂肪でダイエットに◎
- アレルギーになりにくい
- 認知症予防のオメガ脂肪酸が豊富
- 消化吸収が良い
魚は消化にやさしく、認知症対策にもなる成分が入っているため、特にシニア犬に良さそうです。
また、アレルギー予防にも適しているので、愛犬のアレルギーにお悩みなら、是非、魚のドッグフードも視野に入れてみてください。
もちろん、一番理想的なのは、肉・魚両方の良い所を摂り入れること。
もし、お飼いのワンちゃんに、肉アレルギーがなければ、フードローテーションの1つとして魚系ドッグフードをとり入れるのがオススメですよ!