こんにちわ!管理人の祥子(@dog_abc_jp)です。
2017年度いぬのきもち人気ランキングで人気急上昇のブランド部門第1位に輝いたブルーバッファローのドッグフードBLUE(ブルー) 。
私の通っている動物病院の待合室のモニターでよく宣伝されており、ずっと気になっていたので、実際に購入し、我が家の愛犬に与えて評価してみました!
ブルーを与えてみたリアルな口コミをお伝えしていきますのでフード選びの参考にしてください。
【2019年9月/2020年11月追記】実は、2019年7月より順次ブルーバッファロー製品が販売終了になってしまいました。
2020年11月現在でも、在庫が残っている通販サイトなどでは入手することができますが、それにも限りがあるためいつまで購入できるかわかりません。
これまで愛用していた方にとっては、非常に残念なお知らせですね。
撤退についても調べてみましたよ。
ブルーを愛犬に与えた評価
商品名 | ブルー「ライフプロテクション・フォーミュラ チキン&玄米レシピ」 |
総合評価 |
Bランク A~Cの3段階で評価 当サイトの評価基準は【ドッグフード一覧ランキング】にて解説 |
評価項目 |
第一原材料:○骨抜き鶏肉、チキンミール その他原材料:○玄米、大麦他 酸化防止剤:◎混合トコフェロール、ローズマリー抽出物 人工添加物:◎ なし |
原産国 | アメリカ |
第一原材料産地 | 不明 |
内容量と価格 | ・3,293円/1.75kg ・4,306円/2.7kg ・8,979円/6.8kg ※全て税込/Yahoo!ショッピング参考 |
対応年齢 | 成犬用 |
販売元 | Blue Buffalo Co.,Ltd. |
公式サイト | 公式ページを確認する |
特徴 | プレミアムドッグフードアレルギーに配慮成犬におすすめチキン(鶏肉) |
ブルーはBランクです。
実際に愛犬に与えてみて、食いつきは良かったですし、使用されている原料にもこだわりを感じます。
しかし、製造会社であるブルーバッファローには比較的最近、リコールや訴訟問題があり、若干不安が残ります。
リピートは検討中です。
ブルー原料について
私が実際に購入したのは、ブルーのライフプロテクション・フォーミュラチキン&玄米レシピ成犬用です。
まずは原料を解説していきます。
骨抜き鶏肉、チキンミール、玄米、大麦、オートミール、鶏脂 (混合トコフェロールにて酸化防止)、トマトポマス、エンドウマメ、亜麻仁 (オメガ-3脂肪酸およびオメガ-6脂肪酸源)、チキンエキス、馬鈴薯、アルファルファミール、馬鈴薯でんぷん、乾燥チコリ根、サツマイモ、人参、ガーリック、ユッカ抽出物、パセリ、ケルプ、ブルーベリー、クランベリー、リンゴ、ほうれん草、ブラックベリー、ザクロ、カボチャ、大麦若葉、ターメリック、グルコサミン塩酸塩、乾燥酵母、乾燥エンテロコッカス・フェシウム発酵産物、乾燥ラクトバチルス・アシドフィルス発酵産物、乾燥黒麹菌発酵産物、乾燥トリコデルマ・ロンギブラキアタム発酵産物、乾燥バチルス・サブチルス発酵産物、アミノ酸類 (DL-メチオニン、L-リジン、タウリン、L-カルニチン) 、ミネラル類 (炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸第一鉄、鉄アミノ酸キレート、亜鉛アミノ酸キレート、硫酸亜鉛、硫酸銅、銅アミノ酸キレート、硫酸マンガン、マンガンアミノ酸キレート、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム) 、ビタミン類 (塩化コリン、E、L-アスコルビン酸-2-ポリリン酸、ニコチン酸、パントテン酸カルシウム、ビオチン、A、B1、B2、D3、B12、B6、ベータカロテン、葉酸) 、カラメル色素、酸化防止剤 (混合トコフェロール、ローズマリー抽出物)
主原料は肉
ブルーは、主原料に高品質の生の骨抜き鶏肉を使用しています。
本来肉食の犬にとって消化吸収しやすく、評価できる点と言えるでしょう。
チキンミール
第二主原料にチキンミールを使用しています。
ミールやエキスと表記されている原料は、食用にならない部分など粗悪な部位を使用していることがあり注意が必要です。
ただし、ブルーの場合は鶏や家禽の副産物ミールは使用していないということを、公式サイトにはっきりと記載されていたので安心です。
…と、言いたいところなのですが、ブルーバッファロー社は過去に副産物ミールの使用に関して訴訟が起こされたことがあるのです。
詳しくは後述しますが、ブルーで使用されているチキンミールの安全性についても不安が残ります。
コーン、小麦、大豆不使用
ブルーは、犬がアレルギーを起こしやすいと言われているとうもろこし、小麦、大豆を使用していません。
犬のアレルギーに配慮されたドッグフードだと言えるでしょう。
ただし、玄米、大麦、オートミールといった穀類を使用していることには変わりがありませんので、穀類の多さが気になる方はグレインフリーのドッグフードを選んだほうがよいかもしれませんね。
グレインフリーについて詳しくはこちら。
⇒ 穀物不使用!グレインフリーとはどんな効果があるの?
合成添加物不使用
酸化防止剤として、混合トコフェロール、ローズマリー抽出物を使用しています。
天然の酸化防止剤を使用しているので、その点に関しては安心して良いでしょう。
ガーリック
犬に与えてはいけないと言われているガーリックが使用されています。
ガーリックにはアリルプロピルジスルファイドという成分が含まれていて、赤血球を壊してしまうと言われています。
しかし、少量であれば免疫UP効果やノミ・ダニなどの害虫忌避効果があるとも言われており、サプリメントも販売されています。
ブルーに使用されているガーリックは使用量が少ないので問題ないと思いますが、気になる方は避けておいた方が良いでしょう。
その他犬に与えてはいけない食べ物はこちら。
⇒ 犬に与えてはいけない12の食べ物
品質について
ブルーの全ての原料は、米国農務省(USDA)の認証と検査を受けた工場から仕入れているようです。
製品の品質第一に考えているということなので、さほど悪いものは使用していないのかなと思います。
ブルー「ライフソースビッツ」について
上記写真右側の、限りなく黒に近いこげ茶の小さな粒がライフソースビッツです。
ライフソースビッツは、ブルーのドッグフードの特徴の1つで、様々な栄養素と抗酸化成分をバランス良く配合した粒の事です。
実は私も、この粒に魅力を感じて、我が家のシニア犬に食べさせてあげたいな~と思って実際に購入してみたんですよね。
ライフソースビッツは、抗酸化成分を持つたくさんの野菜や果物を使用して作られています。
私たち人間でもそうですが、活性酸素が増えすぎて体が酸化してしまうと、老化や様々な病気を引き起こすと言われています。
ですので、活性酸素を除去してくれる抗酸化成分の入っているライフソースビッツはとても魅力的な粒だと感じます。
価格について
安くはない
ブルーは決して安いドッグフードではありません。
しかし、きちんと宣伝している通りの高品質の原料を使用しているのであれば、コスパも良くなかなか魅力的なドッグフードだと感じます。
販売会社について
ブルーバッファロー
ブルーを製造している会社はアメリカのブルーバッファロー社です。
ブルーバッファロー社と言えば、以前、オオカミの写真が目を引くブルーウィルダネスというドッグフードを販売していましたが、突然日本から撤退しました。
ただし、本社のアメリカンバッファロー社での製造は継続されているので、2020年現在も通販で購入することは可能です。
ブルーウィルダネス販売終了後、ブルーが再上陸したのですが今回また撤退ということになってしまいました。
ブルーもブルーウィルダネスも原材料を見る限りは、良さそうなドッグフードなので残念です。
訴訟問題について
ブルーバッファロー社について、個人的に気になる点が2点ありましたのでご紹介します。
まず、過去に訴訟問題がありました。
その内容が衝撃です。
訴訟内容は、肉副産物などを含まないナチュラルフードとして販売している製品をテストしたところ、肉副産物を検出。
また、穀物フリーとして広告している製品には、米ととうもろこしが含まれていたというものです。
ブルーバッファローは和解のため3200万ドルを支払うことに合意はしたものの、和解は訴訟の出費を抑えるためであり、訴訟内容は虚偽だと主張しています。
ブルーバッファローの公式サイトやパッケージでは、はっきりと
鶏や家禽の副産物ミールは使用していない
とうたっていたはずです。
それなのに、肉副産物が検出されるなんて、とんでもありませんよね。
しかも、グレインフリーの製品に、米ととうもろこしまで使用されていたとは・・・。
ブルーバッファローは訴訟内容は虚偽だと主張しているようですが、火の無い所に煙は立たぬと言いますよね。
私は正直、訴訟内容は事実だったのではないか?と疑っています。
実際にブルーを購入してからこの事件を知ったので、正直かなりがっかりしました。
知っていたら買わなかったのに・・・。
完全にリサーチ不足だったわ~(;´Д`)
訴訟問題にまで発展したのですから、今現在は徹底してると信じたいところですが、やはりこのような事件を聞くとブルーバッファロー製品の安全性には不安を感じてしまいます。
リコールについて
そして、もうひとつ、ごく最近の話なのですが、2017年3月に原材料の牛肉に高レベルの甲状腺ホルモンを含んでいる可能性があるとして、ブルーバッファローがウエットフードのリコールを発表しました。
牛肉の甲状腺ホルモンを高いレベルで摂取した犬は、喉の渇きや排尿の増加、体重の減少、心拍数の増加、落ち着きのなさなどの兆候を示す。
摂取をやめると、改善に向かう。
しかし、摂取を長期間続けた場合、症状の悪化、嘔吐、下痢、困難呼吸になる可能性がある。
引用元:アメリカ:ブルーバッファローがドッグフードをリコール【ペットフード事件簿 ブログ】
うーん。怖いですね~。
我々飼い主は、愛犬に元気に健康でいてほしいと願い、数あるドッグフードの中から、その商品を信用して購入するわけです。
信用して購入した製品にリコールがあると二度とその製品は使うまいと感じてしまうのではないでしょうか?
ブルーバッファローが訴訟されたのは2014年(和解は2016年)、このリコールが2017年。
実際に愛犬に与えて食いつきはバッチリだったので、フードローテーションの1つに加えようかと考えていたのですが・・・リピートは検討かな。
当サイトに投稿された「ブルー」の口コミ・評判
まだ評価がありません。最初の口コミを投稿してみませんか?
当サイトで調査した「ブルー」の口コミ・評判
私が口コミを投稿するなら
実際にブルーを愛犬に与えてみて、私が口コミを投稿するのなら以下の感じです。
良かったら参考にどうぞ☟
食いつきに関して我が家の愛犬はバッチリでした!ライフソースビッツも問題なく食べてくれていますし、毛のツヤもなかなか良いように感じます。
ただ、ブルーが原因かはわかりませんが、ちょっとウンチがくさくなった気がします。
また、ジッパーが付いていないので、容器を移し替える必要があります。
そこは改善して欲しいなと思いました。
世間の口コミ・評判
日本撤退を惜しむ声も…
この投稿をInstagramで見る
愛犬がブルーを好んで食べている場合、日本で購入できなくなってしまうことが残念ですよね。
新しいフードに切り替える不安もあると思いますが、これを機に色々なドッグフードを食べられるようにしておくといいのではないでしょうか。
この投稿をInstagramで見る
こちらも日本撤退を惜しむ意見ですが、フード自体への評価が高いことがわかります。
うんちの調子が良く、体臭も減るようなのでやはりいいドッグフードだと感じている人が多いようですね。
ドッグフード独特の香りがしない
パピヨン6歳 3.2kg
プレミアムフードはとにかく食いつきの悪かった愛犬が驚くほど食べてくれました。
私も試食したところ、油臭さもなく、ダシの効いた雑穀クッキーという印象でした。
粒も丸呑みできない大きさなので早食いにならず◎です。
引用元:【楽天みんなのレビュー】
人間が食べても不味くはないようですね。
確かにブルーのにおいは、ドッグフード特有の油くささがないので、私もあまり気になりません。
粒の大きさに関しては、ワンちゃんの口のサイズによるようです。
この方は丸飲みできない大きさだとおっしゃっていますが、我が家のダックスは丸飲みしています(笑)
うちの子にはもう少し大きい粒の方が向いているかなと感じました。
ライフソースビッツを残す子もいる
全体の2/3程食べ終わった頃から、ライフソースビッツ(黒っぽい粒)のみ食べ残すようになってしまいました。
メーカーのHPを見ると食べ残しても問題ないと書かれていましたが、このライフソースビッツを食べさせたくて購入したので残念でした。
また、いつも一気食いなのに半分しか食べず犬生初の食べ残しをしました。(1回だけですが)
涙やけの改善もあまりみられない(1袋では結果が出ないのかもしれませんが…)ので、リピはないです。
他のフードを探します。
ライフソースビッツがブルーの特長なのですが、確かにそれを残してしまうのは残念ですね。
この方が書かれているように、ライフソースビッツは食べ残しても問題はないようですが、大きな特色のひとつなので少しもったいない気がします。
ブルーバッファーローの日本撤退について
2019年7月~販売終了
2019年7月~順次、ブルーバッファロー製品(BLUE ライフプロテクション・BLUE ウィルダネス)が販売終了となっているようです。
理由は、「米国本社ブルーバッファローの戦略見直し・並びに諸般の事情」とのこと。
ブルーバッファローは、過去にも一度日本撤退しています。
再度の上陸だったにも関わらず「撤退」ということなので、今後日本に再上陸する可能性は極めて低そうですね。
2020年11月現在では、ネット通販で手に入れることができますが在庫限りとなりそうです。
また、現在販売されているものは消費期限が間近に迫っているものが多いようなので、購入時は注意してください。
他のフードへの切り替えを
現在はまだ、在庫がある店舗もあるようで、インターネット通販等でも購入できますが、その在庫もなくなり次第、手に入れることは難しくなるでしょう。
今後、並行輸入品が出回る可能性もありますが、品質を考えるとお勧めできません。
ブルーを愛用していた方は、残念ですが他のドッグフードに切り替えた方がよさそうですね。
まとめ
- 主原料は生肉で副産物の使用がないので◎
- アレルギーの原因になりやすいコーン、小麦、大豆不使用
- 合成添加物不使用なので安心
- 品質自体はよさそうだが価格は高め
- 販売会社にリコール問題などがありにやや不安が残る
- 2019年7月から日本での販売を順次終了している
ブルーは我が家の愛犬は喜んで食べていますし、品物自体は良いドッグフードだと思っていましたが、日本撤退ということで非常に残念ですね。
なかなか良いドッグフードだとは思いますが、過去にリコールがあったこともありますし、わざわざアメリカから取り寄せるほどではないかな~という印象です。
ブルーを与えていた方は、他のドッグフードへの移行を検討してくださいね。
当サイトで自信をもっておすすめできるドッグフードはこちら。
⇒ おすすめ!ドッグフードランキング